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【旅ラン】六甲縦走路で初トレラン…これ走るの無理じゃね?

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6月某日、ついに気になっていた六甲縦走路を走ってきました。走ったということは、そう、トレイルランニングです!六甲を走るのも初めて、トレランも初体験だったワタシですが華麗なる洗礼を受けました。

そして思いました…ここ走るコースじゃないよね、と笑。

そんな思い出いっぱいの初トレラン六甲縦走路をまとめたいと思います。

コースは六甲全山半縦走路

今回は新神戸駅を拠点にしたので、新神戸駅を出発し摩耶山→六甲山最高峰→有馬温泉というルートを選択しました。

本当の六甲全山縦走路は50キロ近い距離がありビギナーにはとても耐えられません(というかそんな時間的余裕はありません)。

また有馬温泉に向かうことによって温泉に使ってトレランの疲れを癒やし、有馬温泉からはバスに乗って新神戸駅へ直帰できるので、我ながらナイスコース!と思っています(地元の人にとっては定番みたいですが)。

六甲全山半縦走路を走ってみた結果

実際に走ったコースはこちらです。遠目には山ばかりのところなんですがちゃんとルートがあるんですよね。

天候はほぼ晴れ、気温は23℃。コンディションは良かったです。

移動距離は21キロで実際に走って(動いて)いたのは3時間12分ですが、スタートからゴールまでは4時間40分かかっています。

途中景色を見るために立ち止まったこともありトイレに駆け込んだこともあり疲れ果ててしばらく動けないこともあり、洗礼を浴びました。また行きたいかと言われたら躊躇するぐらいにはめちゃくちゃきつかったです。

トレイルランニングというぐらいだから頑張って走ろうとしたのですが、走れるところはかなり少なく感じました。

特に最初の摩耶山山頂・掬星台までの登りのキツさは半端なく、走るのなんてありえません。岩や木の根っこでできた天然の階段を登るがごとくです。

このハードさ、伝わらないのがもどかしいです(あくまで走るとなるとハード、ということです)。

トレランというよりは登山気分で挑んだほうがいい気がします。トレラン初心者の私見ですが。

ただトレラン大会のコースって基本走れるようになっているところが多いと思うのですよね。少なくともワタシが挑んだコースはそういう部分は少なかったように感じました。

もしかしたら本気のトレランランナーはこのコースでも走りまくっているかもしれませんが…

大きく迷ったのは2箇所

六甲全山縦走路はあらゆるところに看板があって分かりやすいと言われています。ワタシはYouTubeやブログや公式案内などを見てさらに地図まで買って勉強していったので、まあ大丈夫だろうと思っていました。

しかしそうは問屋が卸さないって感じで、2箇所で大きく迷ってタイムロスしました。

1つ目は摩耶山山頂の近くにある掬星台から摩耶別山に向かうまでのルートです。↑ご覧のように右往左往しています。

正しいルートに向かうところにあるホテルが取り壊しのため工事していて「関係者以外立入禁止」的な看板まで掲げていたので、ルートが分かりにくかったんですよね。さらに「六甲全山縦走路」の案内も無かったし。

別に遠回りになるけど自動車道の歩道を回り込んでも行けるのですが、もう二度と来ないかもしれないので、なんとか正しいルートを見つけ出しました。

ちなみに摩耶山山頂も結構分かりにくく、何も考えなければ通り過ぎて展望台である掬星台に直接向かってしまう罠もありました。

もう一つは、このルートではかなり長いロードのコースを走ったあとに再度山の中に入っていく、その入口です。ここはマジで分かりませんでした。

登山するなら必須のアプリである「YAMAP」でよくよく見てみると注意喚起のコメントが有る分岐点で、それで気づけたぐらいです。通常のMAPを見てるだけでは分かりません。

ここにも「六甲全山縦走路」の案内はなかったと思います。

実際の入口はここで、引き返してきたので反対側から見ています。緑色の道に入っていく必要があります。これ分からんて。

しかもこの先はゴルフ場になっていてそのゲストハウスがあるだけなんです。よくよく見ると登山コースの案内もありゴルフ場内の道を突っ切って進むことになるのですが、それもYAMAPにコメントがあったから自信を持って進めたぐらいで、実際はゴルフしないのに入っていくのは躊躇します。

YAMAP様々でしたよ、本当に。

あと迷いはしなかったけど、普通に難しいだろうなと思ったのが六甲ガーデンテラス奥にある正規ルートの入口です。ここは動画を見ていたので分かりましたが、ちゃんと予習をしていかないと分かりにくいかもしれません。

この辺まで来ると「六甲全山縦走路」の案内と共に「六甲山最高峰」の案内が頻繁に出てくるし、基本一本道なので迷うことなく進めると思います。

夢にまでは見てなかったけどついにたどり着いた六甲山最高峰

トレランの辛いところはせっかく登ったのに数十、ときに数百メートルを下ってまた登っていかなくては行けないところでした。

スタートから摩耶山までは1時間、摩耶山から六甲山最高峰まで1時間40分弱かかりついに最高峰に到達しました。

嬉しくはあったのですが、思ったより時間がかかっちゃったのでここからの下りのことで頭いっぱいでした。

ボッチで感動を分かち合う仲間もいないので、ちょっと休憩しただけですぐに出発しました。

下りは六甲山最高峰から魚屋道を通って有馬温泉に抜けるルートで、↑上の画像の左奥の方に進んでいきます。

下りもきついと痛感「魚屋道」

疲れ果てた脚で踏ん張りが必要な下り坂を走っていくのは想像以上にキツかったです。スピードを出すようなテクニックも体力もなく基本ブレーキを効かせながら走るので、ペースは上がらないのにキツさだけが積み上がっていきます。

魚屋道は迷うこと無いコースなのですが、最後四分の一ぐらいで↑画像の「近道」の文言に釣られてフラフラと迷い込んでしまいました。

近道なのは間違いないのですがその分傾斜が急になるので、余計に踏ん張りが効かずにつらい思いをしました。

でも早く着いたのも間違いないので結果オーライです。魚屋道を下るのには34分かかり、平均ペースは9:21/kmです。全然走れませんでした笑。

有馬温泉は最高!

ついにたどり着いた有馬温泉です。手持ちの水は無くなり昼ご飯を食べてなかったのでフラフラです。それでもまずは温泉に入ってさっぱりしたかったんです。

そしたらなんと、目的地だった「金の湯」がタイミング悪いことに改修工事中で入れないってことになっていたのです。

しょうがないのでと言ったら失礼でしょうけど、二番目候補だった銀の湯で疲れを癒やしました。

普通に気持ちよかったですが、やっぱり有馬温泉特有の色合いである金の湯に入りたかったなぁ、とは思います。

そのまま有馬温泉でお昼ご飯でも、と思っていたのですが、意外にご飯を食べれるところが少ないんですよね。

あれこれ見ていたらバス停の方まで降りてきちゃって引き返して登るのもキツかったので、そのままバスに乗って新神戸駅まで戻りました。

9時半に出て17時にホテルに戻ってくるという、充実するもハードな一日となりました。

マナーを大切に

初の六甲全山縦走路を走ってみて思ったのは、ここは走るコースじゃねぇってことです。特に新神戸駅から掬星台までは一気に数百メートルを登っていくので、走れるような道でもなく走れる傾斜でもなくただただ普通の登山です。

ただ摩耶別山を抜けて六甲ガーデンテラスの合間には結構な距離のロードコースがあり、そこをちんたら歩くのもだるいので走る格好で挑むのはありかな、とは思います。

トレランコースというより元々は登山コースなので、歩いている人が圧倒的に多いんですよね。もちろん歩いている方々の横を猛スピードで走り抜けるのはマナー違反なので厳禁です。

今回は平日だったのですれ違いも追い抜きもほとんどありませんでしたが、土日はもっともっと人がいると思うんですよね。

そういう意味でも、やっぱり走るコースではないのかな、と感じました。

今回の準備

初トレランとなった今回の準備を紹介します。

シューズはOnのクラウドビスタWPです。

今回用にブルックスのカルデラ6を買って練習もしていたのですが、大きくて持ち運びに不便なことと、新幹線に乗るための服装がクラウドビスタの方が合っていたのでOnにしました。

結構大きな石がゴロゴロしているところもあったので、そういう場所ではカルデラ6の方が良かったかな、と思います。

リュックはサロモンのアクティブスキン12です。

この中には温泉に入ったあとの着替えと、シューズ履き替え用の台湾サンダルが入っていました。

サンダルを入れていたので重くはなかったですが容量的には余裕がなくパンパンでした。

あとは350mLのペットボトルを2つショルダーに入れました。正直水分も足りないし、カロリージェルを持って行かなかったのは良くなかったです。

六甲ガーデンテラスなどで何でも手に入るし食べれるのですが、まだ大丈夫と思ってろくに補給をしなかったので、最後魚屋道の下りはかなりきつい思いをしました。

ランニングパンツは定番のミズノのマルチポケットパンツです。

スマートフォンや小銭入れなどはこっちに入れていました。財布は汗でビショビショになるので小さなジップロックに入れています。

その他はアンダーシャツは長袖の白にして虫予防とケガ予防と日焼け防止としました。

ロングタイツも履いて怪我のリスクを最小限にしたつもりです。

服装的には特に過不足無かったとは思いますが、ちょっと持ち歩くカロリー不足は頂けませんでした。これからは気をつけたいと思います。

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