アメックスカードは紹介制度によるポイントキャンペーンが非常に強力なので、最近発行している方は数多くいらっしゃると思います。
またキャンペーンには利用ノルマが通常あって、10-200万円のレベルですが、多額の利用ノルマをこなすには、5月に入って送られてくる自動車税の支払いなどはチャンスになります。
アメックスのプロパーカードは、通常のクレジット利用では1%ポイント付与となる「100円=1ポイント」のポイント加算率となっています(。しかし100円=1ポイントに換算されない加盟店があり、国税や都道府県税なども含まれるため、その支払いにアメックスカードを利用するには注意が必要です。
注)アメックスのボーナスポイントパートナーズ提携店で利用するとポイント還元率は変化します。
アメリカン・エキスプレス 個人のお客さま:ボーナスポイント・パートナーズ
またポイントの交換先によってそのポイントの価値なども変化しますが、今回はその辺の話はざっくり割愛して、単純に通常の100円=1ポイント換算率とその変化についてお伝えします。
目次
アメックスの100円=1ポイントに換算されない加盟店
2018年5月現在、アメックスの1%還元対象外の加盟店について考察します。
加算対象外・100円=1ポイントとして換算されない加盟店 – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
詳しくは公式ページに載っていますが、対象が少しずつ広がっているので最新の情報に注視する必要が有ります。
ポイント加算対象外の加盟店
アメックスプロパーカードの利用でポイントが加算されない加盟店が有ります。
- NHK
- 電子マネーチャージ|Edy,Suica,ICOCA
- UNICEF
となっています。電子マネーチャージについては加算されるカードの方が少ないぐらいなので気にしなくていいと思いますが、NHKについては注意が必要かと思います。
100円=1ポイントとして換算されない加盟店
以下の加盟店は、ポイントは加算されますが200円=1ポイント換算なので、ポイント還元率は0.5%となってしまいます。
- 電力会社|各社
- ガス会社|各社
- 水道局|各社
- 公金・税金・その他|国税、国民年金保険料、都道府県税など
以上が、今のところ0.5%ポイント還元率となってしまう加盟店です。載っていないところは大丈夫なのかと言えば、クレジットカード支払いそのものに対応してないだけのところもあって、都度確認が必要になります。
ココでのポイントは「公金・税金」支払いの部分です。
アメックス支払いで0.5%となってしまう「公金・税金」とは
アメックスカードの支払いで100円=1ポイントの対象外となり0.5%ポイント加算率となる「国税」や「都道府県税」とはどのようなものでしょう。
それについてはアメックスの公式ページに載っています。
https://www.americanexpress.com/jp/content/text/point_program/save/images/tax.pdf
0.5%ポイント加算となってしまう「国税」とは
数多くありますが、個人的に関係している代表的なものは
- 所得税
- 法人税
- 相続税
- 贈与税
などでしょうか。申告所得税については身近で最近クレジットカード支払いに対応したので目新しいですが、高額の場合アメックスカードの支払いでポイントが半分になってしまうので注意が必要です。
0.5%ポイント加算率となってします「地方税」とは
こちらはさらに種類が多いのですが、代表的なものは
- ふるさと納税
- 市民税
- 固定資産税
- 自動車税
などなどでしょうか。最後に「その他クレジットカード払いに可能な税金等」とありますので、幅広い税金支払いに適応されそうです。
しかし例えばふるさと納税やゴルフ場利用税、入浴税などは各種サービスの利用時に支払いの中に含まれています。ゴルフ場利用時にアメックスカードで支払い、利用税だけ0.5%ポイント加算率となっているのかと言えば、そうではありません。
これらは「特別徴収」納税となっているので、支払い時にクレジットカードのポイント加算率を意識する必要はありません。
「Yahoo!公金支払い」は100円=1ポイント
毎年5月になって憂鬱な通知とは「自動車税」の支払いではないでしょうか。都内で自家用車の所有が無い時は無関係でしょうけど、地方では自家用車は欠かせません。
上記のように自動車税の支払いをアメックスカードでしてしまうと、ポイント還元率が半減してしまうので注意が必要です。
しかし、現在のところアメックスでは「Yahoo!公金支払いは100円=1ポイント」になると公式ページに載せています。
実は「福岡県」では、自動車税のクレジットカード納付では「Yahoo!公金支払い」を利用しています。
手数料がかかりますが、ポイントやマイル還元率を考えるとクレジットカード支払いの方がおトクな事もあり、毎年利用させてもらっています。
現在、Yahoo!公金支払いを利用して自動車税納付に対応している都道府県は、下記の公式ページに載っています。
Yahoo!公金支払い – インターネットで税金支払い、ふるさと納税
ご覧のように、例えば東京都は対応してないので、支払いの際の利用するクレジットカードには注意を払う必要が有ります。
100円=1ポイントに加算されない可能性があるアメックスカードとは
一概にアメックスカードと言っても、アメックスが発行しているクレジットカード、いわゆる「プロパーカード」がポイント加算率が下がってしまう可能性のあるカードです。
現在では以下のようなクレジットカードが公式ページに載っています。
ポイントを貯める – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
- アメックスカード|グリーン、ゴールド
- アメックスビジネスカード|グリーン、ゴールド
- ANAアメックスカード|普通、ゴールド
- アメックススカイトラベラーカード|普通、プレミア
- デルタアメックスカード|普通、ゴールド
- ペルソナSTACIAアメックスカード
- SPGアメックスカード
ペルソナSTACIAアメックスカードは阪急阪神グループの「Sポイント」が貯まるカードで、ポイント加算率変化の対象外です。
デルタアメックスやSPGアメックスは、アメックスのポイントではなくそれぞれデルタマイル/スターポイントが直接貯まるカードですが、それらの付与にポイント加算率変化は適応されます。
ココには載っていませんが、アメックスプラチナ/ビジネスプラチナも含まれます。
みんな大好き「SPG/AMEXカード」は、スターウッドホテルやSPG/AMEX利用でスターポイントという非常に有用なポイントが貯まります。それだけでなく、SPG/AMEX発行キャンペーンで付与されるポイント数も多かったため所有者も多いかと思います。
またそのキャンペーンの利用額ノルマを達成するためやスターポイントを貯めるために、決算をこのカードの集中させている方も多いかと思いますが、自動車税の支払いに利用する時はポイント加算率の変化にも注意を払う必要があります。
ポイント加算率が0.5%になっちゃうだけで、自動車税の支払いでもキャンペーンの利用ノルマにはちゃんと含まれますので、別に支払いに利用してはイケないわけではありませんが。
ちなみにアメックスなどの国際ブランドとカード発行会社が提携して発行するクレジットカードを「提携カード」と言います。
提携カードの場合は、ポイントプログラムは国際ブランドではなくカード発行会社のものが適応されるので、例えアメックスのロゴが載っていても今回の話は関係ありません。
じゃあ公共料金・公金・税金に便利に利用できるクレジットカードとは
例えば東京都の自動車税支払いに対応しているクレジットカードは以下のようになります。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- AmericanExpress
- DinersClub
- TS CUBIC CARD
五大国際ブランドはしっかり含まれています。今のところ「VISA」「MasterCard」「JCB」については、今回のような国税などの支払いによるポイント加算率変化の話はありませんので、それら国際ブランドのクレジットカードを利用すれば問題ないと思います。
ちなみにダイナースクラブカードのプロパーカードでの支払いも、ほぼ同等の加盟店で200円=1ポイントです。
ただ、デルタダイナースクラブカードは適応対象外だったりして微妙に違うので、公式ページで確認して下さい。
ポイントの仕組み・貯め方|ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード
ちなみに「提携カード」も関係ありません。
ワタシの現在のメインクレジットカードは「JAL/AMEX」カードです。
苦労して発行したカードですし、JALマイルを貯めるためによく利用しています。JCBとAMEXを国際ブランドとして選べたのですが、JCB the classを保有していたのでAMEXを選択しています。
自動車税の支払いについてもJALマイルを貯めるためにJAL/AMEXカードを利用したいのですが、AMEXブランドだからJALマイル付与が半減してしまうのではたまったものではありません。
なのでわざわざJALカードに問い合わせしてまで確認したのですが、やはり提携カードなら国税支払いによるポイント加算率半減などはないとのことでした。
まとめ
今回のアメックスプロパーカードで100円=1円ポイントに換算されない加盟店があることは、そこそこ知られていることだと思います。
ワタシも分かっていたので、今まではVISAブランドのカードを自動車税の支払いに利用していました。ただ今回はJAL/AMEXカードという提携カードを利用したかったので、提携カードが対象となるかを調べてみました。
予想はしていましたが、JAL/AMEXカードで自動車税の支払いを行っても、通常のショッピングと同様に1%のマイル還元率となると判明したので、安心して利用することができます。
もし、万が一SPG/AMEXカードの利用を考えているヒトがいらっしゃったら、ポイント加算率が半分になる可能性があるのでご注意下さい。
ちなみに自動車税を含む国税や地方税の支払いについては、「nanaco」や「WAON」を利用してセブンイレブンやミニストップで支払うことより、よりおトクにポイントやマイルを貯めることができます。
所有カードや支払い額によっても条件が異なりますので、ググってみて下さい。ワタシは面倒なので、そのようなサービスは利用せず、手数料を支払ってもサクッとネットで終わらせてしまっています(^_^;)。