ユナイテッドぐるぐるの旅、というものがあります(ワタシが勝手にそう呼んでいるだけですが)。ユナイテッド航空のマイルを利用した特典航空券の特徴を生かして、少ないマイル数でANA国内線の旅を楽しんじゃおう、という趣旨です。
詳しくはこちらをご参照下さい↓↓↓
今回はコロナ禍の影響で欠航による変更が重なり、観光する時間がなくなり「ただ飛行機に乗るだけおじさん」となった様子についてお伝えします。
自宅→北九州空港
北九州空港→福岡空港を利用したユナイテッドぐるぐるの旅の欠点は、出発空港と到着空港が異なるという点です。
つまり空港に自家用車では行きにくいわけです。特に北九州空港は電車でのアクセスがないので空港リムジンバスかタクシーを利用するしかありません。
最寄り駅へ20分歩いてエアポートバスに乗って、バスにゆられて1時間かけて北九州空港にに向かいました。
それでもバスがあればいい方で、当初予定していた北九州空港7時台出発の便に間に合うバスはありません。
その場合タクシーを利用するか(1万円)、自家用車で行って帰りは福岡空港から北九州空港に陸路車を取りに行く必要があります。
欠航によって良かった点は、唯一エアポートバスで行ける時間の出発便になったことです。
北九州空港タッチ
8時前に北九州空港に到着しました。
北九州空港では6時台7時台8時台の便はすべて欠航となっていて、8時前に空港についてもチェックインカウンターすらまともにオープンしていない状態でした。売店やレストランすべてクローズです。
8時過ぎてやっと展望台がオープンしたので、今回の旅の目的の1つである「α7III+Tamron70-180 F2.8」で飛行機を撮ろう、と言うことで、空港で出番なく佇んでいるスターフライヤーの機体をパシャリ。
その後保安検査場もオープンしたので、制限区域に入って、カードラウンジ「ラウンジひまわり」で軽くタダ朝食を頂きました。飲むバナナですが…
北九州空港→羽田空港1タミ
ANAの共同運航便であるスターフライヤーで一路羽田空港に向かいます。
運航はスターフライヤーになるので搭乗ルールはグループ1〜6のANA方式ではなく、ステータス順になります。ANAダイヤモンドの場合、搭乗に手伝いが必要な方に続く順番です。
出番なく佇む3機のスターフライヤー…
定時より早く羽田空港に到着。D滑走路に出発便が並び、以前よりは運航本数が増えたのかと嬉しくなりました。
北九州空港を出発するスターフライヤーは羽田空港第1ターミナルに到着します。ユナイテッドぐるぐるの旅の旅はANA国内線を利用した移動なので、羽田空港でANAのベースである第2ターミナルに移動する必要があります。
羽田空港タッチ
到着が早かったこともあり、羽田空港の滞在時間は1時間半ぐらいあるのでターミナル間移動の余裕はあります。
第1ターミナルから連絡通路を通って第2ターミナルへの移動時間は、成人男性が少し急ぎ足で歩いて、第1ターミナルの搭乗口降りてから第2ターミナルのANAチェックインカウンターまで15分でした。
出発便の30分前までに搭乗手続きが完了していないといけないので、第1→第2の移動を必要とする乗継最低時刻が50分に設定されているのも納得です。
ANAのスイートチェックインカウンターで次の次となる新千歳空港→福岡空港のチェック員手続きまで済ませます。乗り継ぎ時間が少ないので。
なにげにやっと2回目になる羽田空港国内線のANAスイートラウンジでブランチを頂きます。
ホントは展望台に行きたかったのだけど、時間がなかったのでスイートラウンジからα7IIIで飛行機をパシャリ。
シャッター音が鳴るからちょっと気を遣うけど、せっかく持っていったのでそっと何枚か撮らせてもらいました。
羽田空港2タミ→新千歳空港
ANAスイートラウンジで30分ほど過ごし、新千歳空港へ出発します。
なかなかの混み具合です。グループ4で搭乗します。このレーン、左がステータスメンバーで右が一般レーンなのですが、配置的に人が左に集中するのでノンステータスの人も左に行っちゃって右のレーンの方が空いているという逆転現象が起きていました。
プレミアムクラス空席待ちは空きが出なかったので、おとなしくダイヤモンドメンバーが確保しやすかった当初の予定通りの前方窓際席に座ります。
搭乗客のうちに直前キャンセルが出たということで出発が10分ほど遅れました。タダでさえ短くなった新千歳空港の滞在時間が更に短くなるので、殺意が湧きました…がのっぴきならぬ事情があったのでしょう。でもこのタイミングではやめてほしかった。
羽田空港→新千歳空港は初めて搭乗したのですが、1時間ちょっとでめっちゃ近いんですね。
ちょっとうたた寝していて気づいたら、青森県の力こぶのところまで飛んでいました。
北海道は基本的に雪が残っている冬や早春しか訪れたことなかったので、新千歳空港では北風に対する南側からのアプローチばかり経験しています。なので、大回りする北からのアプローチがちょっとうれしかったです。
新千歳空港タッチ
さてやっと本番の新千歳空港タッチが始まりました。降機したのは13時40分頃、搭乗開始は13時55分頃。悲しき15分タッチとなりました。もちろん搭乗ゲート逆流して制限エリア内に入ります。
今回意地でも入ると決めていた新千歳空港のANAスイートラウンジで遅めの昼食を頂きます。
滞在たった5分でしたが、おにぎり食べて(タルトはなかった)ビール飲んでいたら、突然やってきた政府専用機を激写できました。残念ながらα7IIIを出す暇はなく、スマホで撮影です。
時間がなくても、こんな自由な旅をさせてくれた家族になんとかお土産をゲットしなくてはいけません。株主優待券を利用したので、白い恋人でもANAカード割引対象外とは無関係に10%オフです。
買い終わったらすでにファイナルコールでした。ホントに降機してから15分しか経っていません(ToT)。
新千歳空港→福岡空港
新千歳空港から福岡空港へは、羽田空港でチェックインした際にアップグレードポイントを利用したプレミアムクラスへのシートアップグレードが成功していました。
久しぶりのプレミアムクラスです。流石に窓際は取れなかったので、景色の写真は撮れませんでした。
おやつタイムの食事をいただきます。SFC修行のときはプレミアムクラスばかり乗っていたので飽き飽きしていた食事も、久しぶりに食べると満足度高しでした。
食べて飲んでうたた寝して、やっぱりプレミアムクラスは良かったです(^^)。
福岡空港展望台から自宅へ
福岡空港に着いたら自宅までは電車かバスで帰ることになります。福岡空港から北九州への路線が廃止になってしまったので、基本は電車です。
ただ家族がいないから福岡空港の展望台でじっくり飛行機を激写できることに気づき、すぐに帰らず空港でダラダラ過ごしていました。
北風運用の南側アプローチなので、飛行機の離着陸位置が展望台から遠くタムロン70-180mmでは望遠が不足気味でしたが、なんとかSuper35mmも併用して満足の行く写真が撮れました(^^)。
南→北の離陸だと展望台から見上げるようなショットもできます。ただ逆光がきつかった。
着陸は遠すぎてダメダメです。さらなる望遠レンズが欲しい…
満足したところで博多駅に移動して、特急ソニックで一路北九州に向かいました。
ちょうど12時間かけて出発した駅に到着しました。ユナイテッドぐるぐるの旅、12時間でこれだけ移動して楽しむことができます。
まとめ
10月某日に敢行した北九州発福岡着のユナイテッドぐるぐるの旅の実際をお届けしました。
ハイライトは新千歳空港で食べて食べて楽しもう!だったのですが、コロナ禍の影響による欠航で空港滞在15分になるという悲しみでした。ホントは2時間以上を確保していたのです(ToT)。
おかげで「ただ飛行機に乗るだけおじさん」となってしまったのですが、ANAダイヤモンドになっても満足に利用できなかったスイートラウンジや(家族連れだと入れないから)、飛行機に乗る喜び、飛行機でうたた寝する喜びを味わうことができました笑。
ユナイテッドのマイレージプラスを利用したANA国内線の特典航空券の利用は、欠航や遅延などが生じた場合面倒そうなので避けていたのですが、実際に利用してみると思った以上にお手軽でした。
ユナイテッド航空のオペレーターの方の対応も普通に親切で分かりやすかったですし。
まあムリにユナイテッド航空のマイルを買ってまではしませんが、今余っている分は楽しんでいきたいと思います。