2018年の夏に、ハワイオアフ島のヒルトンハワイアンビレッジ内にあるグランドアイランダーbyHGVCに宿泊してきました。2017年にオープンしたこのホテルは、新しさ満載で利用して気持ちが良かったです。
ヒルトンハワイアンビレッジの最後のスペースに無理やり建てたので、ヒルトン村の中では1番隅っこにあり色々不便なこともあるかなと思っていたのですが、どうしてどうしてそんな事は全く感じさせませんでした。そうならないような工夫を随所に凝らしていたのだと思います。
このホテルはヒルトングランドバケーションクラブ(HGVC)の物件ですが、ホテル宿泊することも可能です。今回はワタシが利用した「2ベッドルームオーシャンビューラグジュアリースイート」をご紹介したいと思います。
目次
グランドアイランダー by HGVCについて
グランドアイランダー by HGVCはハワイ州オアフ島のヒルトンハワイアンビレッジの一角に新しく出来たヒルトングランドバケーションクラブ(HGVC)のホテルです。ヒルトン村にはもう土地がなく、コレが最後のホテルとなることでしょう。一般宿泊として予約することも出来ます。
グランドアイランダーはヒルトン村の端に建てられたおかげで、前が米軍保養施設であるハレコアホテルしかなく、景観はかなりいいです。ただダイヤモンドヘッド方向となると、トランプタワー辺りが邪魔をして、頂上ぐらいしか見えないのは残念なところです。
そしてヒルトン村の中では1番プールやビーチやラグーンから離れたところにあります。我が家の過ごし方はプール、プール、そしてプールなので、グランドアイランダー購入の際にも最も悩んだ点ではあります。
反面、売店やトロリー、レンタカー、バスなどの集合場所には最も近い場所に位置しています。その辺が気になるところでした。
・2023 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
・電話番号: +1 808-983-7500
・チェックイン:午後4:00
・チェックアウト:午前10:00
・ホームウィーク予約のチェックイン日:金曜日
・セルフパーキング料金は1泊43ドル、バレーパーキング料金は1泊50ドル
グランドアイランダーで受けたHGVCの説明会についても合わせてお読みくださると嬉しいです。
グランドアイランダーbyHGVCの外観
グランドアイランダーは38階の高層ホテルで、今まで一番高かったヒルトンハワイアンビレッジのタパタワーと同じ高さです。外観で、上層階の方だと外壁が少し変化しています。階段状にです。概ねこの外壁があるところがダイヤモンドヘッドを含めたオーシャンビューの景観がいいところだと思います。ワタシが宿泊したのは33階で、それより上はペントハンスというさらに一段広くてお高い部屋になっています。オーシャンラグジュアリールームとしては最上階に宿泊したことになります。
できれば同じ階で一番ビーチ側のオーシャンフロントルームが良かったのですが、それを選ぶことができません。しかも恐らくよりよい部屋はHGVC会員の中でも高いステータスだったり期間固定ポイントで購入しているヒトが優先になる可能性が高いそうです。
周りはご覧のようにダイヤモンドヘッドタワー、アリイタワー、カリアタワー、グランドワイキキアンなどが乱立していますが、一番近いのはこの角度からは影に隠れているタパタワーです。
コチラはグランドアイランダーの最上階である38階のオーシャンフロントルームから見た光景です。同じ高さのタパタワーが迫っているのが分かります。ご覧のようにタパタワーがめちゃくちゃ近いので、ダイヤモンドヘッド側でないと、お互いにコンニチハ状態です。なのでワタシは、オーシャンビューの部屋にこだわりました。ダイヤモンドヘッド側の反対側はアラモアナ側のリゾートビューとなっていますが、実際はタパタワービューだと思います(;´∀`)。
チェックイン|フロントからレセプションまで
ホテルに着いたのは現地での土曜日10時半頃でした。通常だったらチェックアウトのお客さんでごった返している時間帯です。
しかし実際はガラガラですぐにチェックインの手続きをすることができました。たまたまの可能性もありますが、理由もあります。
グランドアイランダーはHGVCの物件としての予約ルールは「金曜日チェックイン金曜日チェックアウト」なんです。通常は「土曜日チェックイン土曜日チェックアウト」なんですが、他のHGVCタワーと同じ土曜日ルールにすると混雑がさらに激しくなるということで金曜日ルールにしたみたいです。もちろんチェックインの曜日は後ほど変えることもできるのですが、そうそう簡単には行きません。
タイムシェアじゃなくて通常予約ならば関係ないとは思います。
金曜日、チェックアウト時の同じ時間帯のフロントです。まさにカオスです。座るところが全く無いんですよね。実際は遠いところにありますが、そこでは手続きできません。ワタシはいつものように前日の夜に手続きを終わらせてしまうので、ココはスルーできるのですがうんざりですね。
ただこの時はハリケーンが来ていてホテル以外に行き場がなかっただろうから、特別かもしれませんが・・・。
フロントの奥にレセプションやHGVCの販売説明会のスペースがあります。レセプションで行うことはホテルの説明などですが、時に混雑するので宿泊経験があるのならば後に対応を回してもらうのもありとは思います。
さらにレセプションの奥に、タパプールやその先のスーパープール、ビーチにアクセスが出来る通路があります。当初青矢印のように回り込まなくてはイケないと思っていたので、この近道はかなり重宝しました。
このホテルでなにげに重宝したのが最新のエレベーターです。最新式らしく、乗る時に降りる階の数字をタッチパネルで押してエレベーターを呼ぶことになります。そしてそのエレベーターはタッチパネルで決まった階にしか泊まらないので、エレベーターに乗る時に後から後からヒトが入ってきてギューギューになることがなく常にコントロールされている感じなんです。タッチパネルの感度がイマイチで、違う階を押しちゃうことも多々ありましたが、かなり気に入ったシステムでした。
2ベッドオーシャンラグジュアリースイートルームのご紹介
ワタシが宿泊した2ベッドオーシャンラグジュアリースイートルームをご紹介します。
まず部屋のドアを開けたところの光景です。相変わらずテンションが上がる雰囲気を醸し出しています。
ラナイの方からリビングとキッチンを望みます。子どもたちは、部屋にいる時は基本的にこのソファーでゴロゴロしていました。キッチンとダイニングテーブルは噂通り高すぎて、3歳時の次男は乗り降りは出来ないことはないけど結構危なっかしい感じになります。
ちなみにグランドワイキキアンbyHGVC(2016)だとこんな感じです。見比べてみると大して変わりませんね。
客室とメインベッドルームへの廊下はこんな感じです。いちいちおしゃれですね。
最大6人まで泊まれる部屋の客間です。我が家は4人で宿泊して、メインベッドルームで全員で寝るのでこの部屋はほぼ利用せずとなりました。
ベッドに寝転がって見える景色がコチラです。トランプ・インターナショナル・ホテルが邪魔ですなぁ。
客間の水回りです。コチラには浴槽はなく、トイレはウォッシュレットではありません。リビングに近いので、洗面所としてはコチラをメインに利用していました。
メインベッドルームはキングサイズベッドが1つあります。コレ1つで家族4人が寝るのは、子どもが大きくなってきたので流石にムリです。よって奥の窓際にあるソファーをベッドにくっつけて隙間をふんだんにある枕で埋めて寝ていました。
外の景色にはやはりダイヤモンドヘッドを遮るトランプ・インターナショナル・ホテルが鎮座してます。あまりに邪魔なので、次はあっちに泊まってみてコッチがどのように見えるのかチェックしよう、なんて家族で話しています。
メインベッドルームに隣接する水回りです。シャワールームと独立した浴槽です。シャワールームは天井シャワーのみでシャワーヘッドがないのが使い勝手を悪くしています。ただコチラは後付する予定とかなんとか・・・。浴槽はグランドワイキキアンよりコンパクトになっちゃって、少し手狭です。利用するには十分でしたが。
トイレは待望のウォッシュレット付きでした。やはり快適さが違います(^^)。
ラグジュアリーオーシャンビューの景観をご紹介
この部屋は一応ラグジュアリーオーシャンビューという事で、高層階のダイヤモンドヘッド側に位置し、それなりの景観が保証されている部屋です。
ラナイから見える光景です。遮るものがないプレミアムオーシャンビューと言うことですが、やはりトランプ・インターナショナル・ホテルの存在感が目立ちます。また手前のハレコアホテルの屋上が工事をしていて、景観が悪いことこの上もありませんでした。
シティービューでもあります。お高いリッツカールトンがど真ん中に見えます。
真下を除くと、グランドアイランダーのプールがよく見えます。ラナイの椅子を利用したら、小さな子どもは簡単に柵を乗り越えることが出来るので、子どもから目を離しすぎることが出来なかったです。
部屋の設備の紹介
部屋の設備については写真がないので、感想を箇条書きでお伝えします。
- 食器類の品揃えは問題なし、しかし箸はなし
- 子どもが割るので、日本からIKEAで購入したプラスチックのお皿やコップが大活躍
- 炊飯ジャーはしょぼくて美味しいお米を美味しくは炊けない、ハワイで買ったお米はもっと美味しく炊けない
- シンクがグランドアイランダーと比較してかなり狭くなったけどあまり問題なし
- 熱湯が出る専用の蛇口があってかなり便利
- 洗濯機・乾燥機は問題なく使えた
- 日本語対応の取扱説明書がちゃんと置いてあった
- シャンプーやボディソープはラグジュアリーではなかった
- etc…
申し訳ないのですが、この辺はほとんど妻の守備範囲でして、ワタシはあんまり触ってないのです(^_^;)。
グランドアイランダーのプールについて
グランドアイランダーの3Fにはラウンジに隣接した専用のプールがあり、自由に利用することが出来ます。専用プールといいながらもセキュリティがあるわけではなく、ヒルトンハワイアンビレッジ利用者だったら入ることが出来ます。ただわざわざエレベーターに乗ってまで遊びに来るヒトはそうはおらず、ビーチチェアが満席になることは1度もありませんでした。
利用時間は8:00-22:00と、ヒルトンハワイアンビレッジの中でも最長です。
タオルスタンドは入り口のすぐ横にあります。スタッフが居る時もあればいない時もありますが、いない時はタオルを自分でチェンジしちゃえばOKです。
ご覧のように縦長で、実はプールの中で深さが少し変わります。ちょっとしたギミックですがなんか楽しくなっちゃう仕掛けです。奥に5つのカバナがあり、リゾートにしては珍しく無料で利用できるので早いもの勝ちです。
ココは完全に東向きなので、午前から午後にかけて直射日光が半端なく当たりますが、カバナ以外は日陰を享受できる場所はほとんどありません。。
プールの奥はインフィニティプールとは言えませんが、滝のように落ちていく仕様となっています。お隣のハレコアホテルや、奥の方にはなんであんな立地なのに高いんじゃい、と言うリッツカールトンワイキキが鎮座しております。
子どもはこういうスペースは大好きですからねぇ。当然登ってジャンプしますよねぇ・・・でもスタッフに当然注意されます^^;。スタッフがいない時にもっと大きい子どもたちがジャンプしまくっていましたから、制御不能です。
しかしココは登らずしてどうするんだ?と言う造りになっているんですよ。行ってみたら分かります。
プールから見上げるとこんな感じです。低層階のヒトは一日中めっちゃうるさいと思うのですが、どうしているのでしょう?
最奥のジャグジーからの全景です。ビーチチェアに座れないということはまず無いのですが、ほとんどが直射日光がまともに当たってとにかく暑いです。そのくせ風の通り道で強めの風が吹くので、プールから上がったら若干寒いという仕様になっています。最後にジャグジーで温まるのは必須ですね。
夜10時まで利用できるので、ナイトプールと洒落込むこともできます。
隔離されたスペースですけど、雰囲気はそれなりにいいと思います。寒いですけど。ホテル直結なので、寒くてもタオルに包まってすぐに部屋に帰ってシャワーを浴びれるところも便利が良いですね。
プールの出入り口に隣接して多くのロッカーと、その奥にシャワーやトイレなどの設備があります。ラウンジも隣接しているので、チェックイン前にプールでのんびり過ごすことも可能です。
ラウンジはまともに写真を取れなかったのですが、椅子は少なく飲み物はあるけど軽食はなく、イマイチな造りでした。せめてもっと座る場所を増やしてもらわないと・・・。
グランドアイランダーbyHGVCの総評
ワタシの感想としては「新しいことはいいことだ」の一言です。ありとあらゆる設備が新しくてそれなりに便利なので気持ちよく宿泊できました。
しかし妻の感想とすれば、色々コストダウンをした結果のホテルかな、と言う厳し目の評価でした。内装1つにとっても、グランドアイランダーやハワイ島のキングスランドのように趣が減ってしまって、きれいでは有るけどさっぱりしすぎているとのこと。
まあ感じ方は人それぞれだとは思いますが、宿泊して後悔するようなことは無いと思います(オーシャンビュー以上ならばですが)。
利用する前に一番懸念していたことは、ヒルトンハワイアンビレッジの中で隅っこの方に造られているので色々不便かもしれない、と言うことでした。
結果として、そこまで不便に感じませんでした。ヒルトンハワイアンビレッジ内にあるショップやレストラン街に行くのなら、他のHGVC物件であるラグーンタワー、グランドワイキキアンなどとそれほど手間は変わりません。
グランドアイランダー以外のプールに行くのにとっても不便かとも思ったのですが、子どもたちが海でも遊ぶようになったので、そこを経由していけばどのプールでもまんべんなく楽しむことができました。
唯一の誤算が、トロリーの乗り場です。以前はグランドアイランダーが建った前の道路にトロリーの乗り場があって、それに関しては最高に便利だと思っていたのですが、なんとグランドアイランダーが建ったことによって、目の前のトロリーの乗り場が無くなってしまったのです。
ワイキキから帰ってきてアラモアナセンターに向かう方面なら道を渡った向こう側に停留所は残っていたのですが、アラモアナセンターから来てワイキキに向かうトロリーの乗り場が無くなっていて、なんとイリカイホテルの乗り場までいかなくてはいけなくなっているのです。
なのでグランドアイランダーからアラモアナセンターに行くときは今までと同様に便利なのですが、ワイキキ方面に行くときは一番近いトロリー乗り場までの距離がかなりあります。
しかしThe BUSの乗り場だけはあるので、最初は乗り場が無くなっているのに気付かずに止まらないトロリーを何台もやり過ごしてやっと気づいた次第です。
グランドアイランダーからイリカイホテル前までに行くには、ヒルトンハワイアンビレッジを完全に横断していかなくてはイケないので、かなり遠いです。コレが最大の誤算でした。
まとめ
ハワイ州オアフ島ホノルルのヒルトンハワイアンビレッジ内にある一番新しいヒルトンホテル「グランドアイランダーbyHGVC」をレポートしました。
新しい設備は使っていて気持ちい物ですが、一番のヒットは最新式のエレベーターです笑。自分が降りる階をタッチパネルで押してエレベーターを呼ぶのですが、その呼んだ階(複数指定はできる)にしか止まらないので、後から後から人が入ってくることもなく快適に利用できます。
プールや各施設へのアクセスも全く心配いりませんでしたが、唯一ワイキキ方面のトロリー乗り場が目の前から無くなってしまったことだけがダメージ大です。
ワタシは今後ホノルルのヒルトンはグランドアイランダーに最も泊まることになるでしょうから、これから長い付き合いになりそうです。