ヒルトン特集

【タイムシェアもコロナダメージ】ヒルトングランドバケーションズの対コロナ特別対応まとめ(2020年7月最新)

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ヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)はタイムシェアというシステムでリゾートの高級ホテルを週単位で購入し所有するサービスを提供しています。

HGVのシステムは週単位で一つの固定したリゾートホテルを利用できるポイントを購入します。そのポイントを利用すれば自分が所有したホテル以外のHGV運営ホテルも利用することができるシステムです。

ポイントには期限があって利用しないと年会費を払っている分損となります。

しかし2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの厄災によってホテルに泊まるどことか旅行すらままならない状況になってしまいました。

普通のホテルなら泊まらなければ自身が損をすることはありません。しかしHGVのシステムではそうはいかないのです。

今回はヒルトン・グランド・バケーションズの対コロナ特別対応についてまとめていきたいと思います。

ヒルトン・グランド・バケーションズのポイントと固定費と手数料について

ヒルトン・グランド・バケーションズの物件を購入すると、最初の物件購入費としての初期費用以外に毎年の支払いが生じます。

  1. 管理費
  2. クラブ年会費

以上の2つが毎年の主な支払いになります。

管理費は各リゾートの運営費、予備費、固定資産税などで所有するリゾートによって異なります。またリゾートの運営上必要ならば値上がりします(今回のコロナの影響で次はとんでもない値上がりをするのではと戦々恐々です)。そしてリゾートを複数所有していたら、当然複数分の管理費が必要となります。

年会費はそのままの意味でHGV会員として1口座ごとに支払う費用で、複数のリゾートを所有していても変わりません。

管理費が増えようとも所有するHGVのポイントは購入時と同じで、そのポイントを利用してリゾートを予約し滞在します。

予約に利用できるポイントは3種類あります。

  1. クラブポイント
  2. セーブドポイント
  3. ボーナスポイント

クラブポイントが物件を購入したときに獲得できる正規のポイントで、セーブドポイントは当年に未使用だったポイントを次年度に繰り越したものです。

ボーナスポイントは購入時や買い替え時やセールス時にプレゼントされるポイントです。

それらのポイントを利用してリゾートを予約できるのですが、リゾートを利用するときにも費用が生じるときがあります。

  1. ホームウィーク予約|無料
  2. クラブ予約(オンライン/電話)|$69/$99
  3. ボーナスポイントでのクラブ予約(オンライン/電話)|$85/$109

リゾートの予約は自分の所有しているリゾートの予約(ホームウィーク予約)なら無料なのですが、それ以外のリゾート予約では手数料がかかります。

手続きはオンラインのほうが割安で、所有しているリゾートのランクによるステータス(エリート/エリートプラス/エリートプレミア)により手数料が安くなったり無料になります(公式サイトを参照)。

また使えきれないポイントは翌年にクラブ予約に必ず使わざるを得ない融通の効かないセーブドポイントに交換できます。それ以外にも他の実質無期限になるポイントに交換することができるのですが、その交換にも手数料が必要となります。

  1. セーブドポイントへの繰越(オンライン/電話)|$115/$125
  2. ヒルトン・オナーズポイントへの交換(オンライン/電話)|$129/$139
  3. RCIへの預け入れ(オンライン/電話)|$129/$139

これらの手数料もエリートのランクによって割安になったり無料になったりします。

またクラブポイント・セーブポイント・ボーナスポイントはJALマイルに、ボーナスポイントはハワイアン航空のマイルに変更することが可能です(JALマイルに交換する場合:750ポイント=2,500マイル、ハワイアン航空のマイルに交換する場合:3,230ボーナスポイント=20,000マイル)。なお、交換には手数料が必要で、電話での手続きとなります。

HGVリゾート予約のキャンセルについて

HGVのリゾートを予約する際にはホームウィーク予約とクラブ予約があり、後者には予約手数料が必要です。

いずれの予約でも31日前まではペナルティ無しで予約をキャンセルすることができますが、クラブ予約時の予約手数料は返金されません。

またチェックイン直前にバケーションの予定をキャンセルすることになっても、キャンセル・プロテクションを購入していれば予約に使用していたポイントは通常の有効期限のまま保護され、口座に返還されます。

キャンセル・プロテクションは予約ごとに$69の手数料が必要で当然返金されません。

つまりHGVでは購入時だけでなく、予約時にもキャンセル時にもそれ相応の費用が必要となります。

また期限切れ寸前のポイントを生かそうと思えば他のポイントに交換するしかなくなるときもありますが、それにも手数料が必要となります。

2020年の新型コロナウイルス災禍では渡航もNGで宿泊もNGとなる制限がかかっています。その影響でポイントの有効期限内にリゾートに泊まることができなくなってポイントを無駄にしたり、キャンセルに手数料が発生する期間になっていたりする可能性があるのです。

これらのリゾートオーナーの不安に対してヒルトン・グランド・バケーションズは対コロナ特別対応策をアナウンスしてくれました。

HGVの対コロナ特別対応について

新型コロナウイルスのパンデミックは収束の出口が全く見通せないので、リゾートとしても対応策を次から次へとアナウンスしています。

今回は2020年7月16日現在アナウンスされている対コロナ特別対応策になります(公式ページ)。

  1. 2020年12月31日までにキャンセルする予約は、予約に使用したポイントとオープンシーズン料金の全額を返却(返金)
  2. 2020年のセーブドポイントの期限を1年延長して2021年末までに
  3. ボーナスポイントの有効期限を最低60日間延長

以上となりますが、最も気になるクラブポイントについてはまだ検討中とのことで決まってないのです。

ついに2020年中の予約全てがキャンセル返却対応となりました。ハワイ州の事前検査プログラム対応も延期となり感染者数も増えています。おそらく2020年度中の完全復活は諦めてしまったのだと思います…

ワタシは今夏にクラブ予約を入れているのですが、もしそれが泊まれなければ今年のHGVの利用は日程的に無理です。

セーブドポイントにすれば来年も利用できないことはないのですが、セーブドポイントだと利用しなかったときに他のポイントなどに移行することができません(JALマイルには交換できるみたいですが)。

また2021年は宿泊予定のホテルは決まっているので、セーブドポイントにされても利用する機会がない可能性があるのです。

できればより自由に利用できるクラブポイントのまま期限を1年間延長してもらえると助かるので、そのあたりの検討をヒルトン・グランド・バケーションズにお願いしたい次第です。

まとめ

2020年年初から始まった新型コロナウイルスの発生は、パンデミックとなり世界中で不幸をばら撒いています。

ヒト・モノ・カネが動けなくなったためホテル業界や航空業界は大打撃を受けているのですが、それでも顧客を守るために各社様々な施策を発表しています。

今回はタイムシェアシステムで有名なヒルトン・グランド・バケーションズの対コロナ特別対応策についてまとめました。

苦しい中よくアナウンスしてくれていますが、できればクラブポイントへの特別対応をぜひお願いしたい次第です。

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POSTED COMMENT

  1. MM より:

    ほんとにコロナ禍そろそろ勘弁してほしいですよね泣

    • ゴウタロウ より:

      ここに来てまさか夏休みまで尾を引きそうな雰囲気があり(実際そうなりそう)
      戦々恐々としています(ToT)