JALが搭乗日の期間限定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大で先行きが見通せない中安心して旅行の予定を立てられるよう、取消手数料を無料にするサービスを発表しました。
コレってとってもとっても顧客にとっては安心できるサービスで、大感謝です!
ANAでも同じようなサービスは発表していますが、少し毛並みが違います。
確認していきましょう。
JAL国内線取消手数料の安心サービスについて
JALは搭乗日の期間限定で、取消手数料を無料にするサービスを発表しました(公式ページ)。
- 対象|2020年7月4日〜10月24日搭乗分の対象運賃
- 購入|2020年7月3日9:30〜9月30日までの新規購入分
- 対象路線|JALグループ国内線全路線(コードシェア含む)
- 対象運賃|先得・特割・乗継割引
対象の搭乗日は10月24日までで、購入は9月30日までの新規購入分となります。
すでに購入した分は対象外です。
対象路線はJAL国内線全路線で、対象運賃は通常取消手数料が搭乗日55日前を切ると必要となってくる先得や特割運賃となっています。
注意点として取消手数料は無料ですが、通常購入直後から必要な払戻手数料1区間440円は必要になる、という点です。
一番オトクな運賃である先得は、出発54日前に入ると払戻手数料と取消手数料を合わせて運賃額の50%がキャンセル時に戻ってきません。
特便では運賃額の5%が54日前に入るとキャンセル料(払戻+取消手数料)が必要になります。
特に先得運賃はお得な分キャンセルに必要な手数料が50%とかなり大きいのですが、それが便出発直前まで払戻手数料の440円(1区間に付き)だけで済むのは、かなり大きいです。
新型コロナウイルスの感染拡大は正直目に見えなくなってきているだけで、まだまだ本当に安心できるわけではありません。
せっかく立てた旅行計画の変更も突然余儀なくされることもあるでしょう。
JALの今回の発表は本当に安心できるユーザー本位のサービスと思います。
ANAの安心変更キャンペーンとの違いは
ANAも同様に安心して旅行計画を建てることができるようにと安心変更キャンペーンを先日発表しています。
【ANAの安心変更キャンペーンの概要】
2020年6月26日以降に2020年7月1日から9月30日搭乗分の対象運賃を新規で購入すると、最大355日先の便への変更(区間変更を含む)を、変更に伴う手数料(取消手数料・払戻手数料)が無料になる
概要の通りで、ANAの場合は9月30日までの搭乗分を、変更に伴う手数料無料で最大355日先まで変更できる、というものです。
- JALはキャンセルが安心してできる
- ANAは変更が安心してできる
ANAとJALの違いは、JALはキャンセルが安心、ANAは変更が安心、というわけです。
どちらがホントに安心か?…というと、
ワタシにとってはJALかな、と思います。
ANAの場合は、便をかなり先に変更できるとしても差額が発生したら追加の支払いが必要です(もちろん逆に差額が返ってくることもあります)。
また予定をキャンセルするのは簡単なのですが、変更するのはまた新たな予定を組み直さなくてはいけないので、かなりの労力を必要とします。
ワタシ的にはJALに軍配が上がりますが、JALの方が後出しジャンケンでANAを真似て、ANAに勝るような発表をしているので、コレばかりはしょうがありませんね。
JALは国際線のキャンセル無料を9月30日まで延長しました。こちらはANAに先駆けています。
https://www.goutaro.com/entry/jalinter_cancellprolong202007
今年の7月から9月にかけての夏は国内旅行しかできないでしょう。
ぜひANAとJALの安心キャンペーンに乗っかる形で、感染予防に努めながらもできる範囲で旅行を楽しみましょう。
まだまだ時間帯を選べば、8月〜9月の休日でも安い運賃はありますよ。
まとめ
ANAの安心変更キャンペーンに対抗したのかは分かりませんが、JALが国内線における取消手数料を出発直前まで無料にするキャンペーンを発表しました(公式ページ)。
払戻手数料の440円は必要ですし、9月30日までの新規購入した10月24日搭乗分までの期間限定ですが、夏の旅行を安心して計画することができますね。
今年は国内旅行で決まりですかね。