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【三井住友VISAカードの年会費割引を賢く受けよう!】ちょっとの手間で年会費を節約|マイ・ペイすリボ設定と繰り上げ返済

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キャッシュレス社会を迎えてクレジットカードの有用性は益々注目されています。2020年の6月まではキャッシュレス還元事業の対象として、事業参加店舗では2%または5%の還元も受けることができます。

クレジットカードは便利な半面年会費が必要なカードがあります。

年会費無料のカードもたくさんありますが、年会費が必要なクレジットカードは付帯する特典やサービスが充実していて、いざという時の保険も備わっています。

できれば年会費がかかってもいいから充実した特典が揃っているクレジットカードを保有したいものですが、その年会費は安くなるに越したことはありません

日本のVISA/Mastercardの代名詞ともなっている三井住友カードは、その券種によっては年会費の割引を受けれるものがあります。

もし年会費割引特典がある三井住友カードがお持ちでしたら、ぜひチェックしてみましょう。

三井住友カードの年会費優遇特典について

三井住友カードの年会費優遇特典は2つあります。

  1. マイ・ペイすリボ年会費優遇特典
  2. WEB明細サービス利用年会費割引特典

1.マイ・ペイすリボ年会費優遇特典

マイ・ペイすリボ年会費優遇特典とは「マイ・ペイすリボ」を登録の上年に1回以上カードの利用があれば、年会費が無料または半額となる特典です。

この特典はマイ・ペイすリボ「登録」のみでよかったのですが、年会費請求月が2021年2月分より以下のように変わります

「マイ・ペイすリボ」を登録の上、年に1回以上のリボ払い手数料の支払いがある(毎月の支払い・臨時の支払い)

今までは「登録」のみでよかった年会費優遇特典が、リボ払いの手数料を1回以上発生させ支払う必要があります

その条件をクリアした上でのマイ・ペイすリボ年会費優遇特典を適用後のカード年会費は以下のようになります。

券種年会費
三井住友VISAカード
バーチャルカード
無料
ゴールドカード
プライムゴールドカード
ヤングゴールドカード
エグゼクティブカード
半額
提携カード提携カードによる(別表)

提携カードの年会費優遇は上記のように一律ではなくカードによって異なります。

陸マイラーブログなのでANAカードを書き出してみると…

券種通常
ANA(一般)翌年度以降:2,000円+税翌年度以降:1,025円+税
ANAVISA Suica翌年度以降:2,000円+税翌年度以降:751円+税
ANA TOKYU PASMO翌年度以降:2,000円+税翌年度以降:751円+税
ANA(ワイド)7,250円+税6,275円+税
ANA SFC10,250円+税9,275円+税
ANAゴールド(ワイド)14,000円+税10,500円+税
ANA SFCゴールド15,000円+税11,500円+税
ANAVISA プラチナプレミアム80,000円+税通常と同じ
学生カード在学中無料

この一覧には含まれてないがANAVISAnimocaカードも割引で翌年度年会費751円+税

ご覧のように提携カードであるANAカードは、マイ・ペイすリボ年会費優遇では、年会費が半額以下になるものもあれば1,000円程度しか割引されない券種まで様々です。

また三井住友カードの提携カードでも年会費割引特典が付帯しないものもあるので、カード発行前に年会費割引特典が付帯されるのか、それはどのサービスの特典なのか、割引される年会費がどの程度なのかは確認しておく必要があります。

2.WEB明細サービス利用年会費割引特典

もう1つの年会費割引サービスは、WEB明細サービスに登録して過去1年間に6回以上請求がある場合、最大1,000円の年会費割引サービスを受けることができます。

  • 過去1年間に6回以上の請求が必要
  • 「過去」なので初年度は優遇適用なし
  • 一般カードは500円+税、ゴールドカードは1,000円+税の割引で統一
  • プラチナカードは適用外

本サービスは過去1年間に6回以上の請求が必要です。マイ・ペイすリボの場合は年に1回以上と言う条件なので勘違いしがちなポイントなので注意が必要です。

WEB明細サービス利用による割引は、マイ・ペイすリボ利用年会費優遇特典と併用されるものとされないものがある

もう1つの注意点は、このWEB明細サービス利用による年会費割引はマイ・ペイすリボ年会費優遇特典と併用されるカードもあればされないカードもある、ということです。

ANAカード2つの特典が併用できるのはワイドゴールドカードのみです。

両方の条件が適用される場合は、割引率が高いほうが適用されます。

例えばANAsuica/nimoca/TOKYUpasmoカードは、2,000円+税の年会費です。WEB明細サービス利用による年会費割引は500円+税なので、割引後は1,500円+税の年会費となります。

マイ・ペイすリボ適用年会費優遇特典では、割引後の年会費は751円+税なので、両方の条件を満たした場合はこちらのみが適用されます。

その他にヒルトン・オナーズVISAゴールドカードは両方の条件が適用される例であり、同じゴールドカードでもハワイアンエアラインズVISAゴールドカードは両方とも適用されず年会費割引がありません。

2つの年会費優遇特典は両方適用されるカードと、片方のみ適用されるカードと、適用されないカードが有る

マイ・ペイすリボ年会費優遇特典を受けるために

提携カードも含めて三井住友カードの年会費優遇特典を最大限受けるためには、マイ・ペイすリボを上手に使う必要があります

具体的にはマイ・ペイすリボを設定の上、年に1回以上のリボ払い手数料を発生させることです。

  1. マイ・ペイすリボを設定
  2. 年に1回以上のリボ払い手数料を発生

具体的な方法を確認していきましょう。

1.マイ・ペイすリボを設定

年会費の優遇を受けれると分かっていたら、マイ・ペイすリボにはカード申込時から登録していると思います。

もしまだ未申し込みの場合、三井住友カードのオンラインサービス「Vpass」から申し込むことができます。

問題は申し込む時、そしてすでに申し込んだあとのリボ払い設定金額です。設定金額とは「それ以上の支払いが生じた時は残金はリボ払いとして次に持ち越す(手数料・利息あり)」と言う金額になります。

月々の支払いが一定になるので分かりやすいのですが、オーバーした分は繰り越され利息が発生していくので、いつかは増額支払いをしておかないと利息が膨れ上がっていくリスクがあります

そしてその設定金額以下の利用だと、リボ払い金利が適用される残高が発生しないので1回支払いと同じ状態になります。

リボ払いの設定金額はカード申し込み時に5千円〜3万円の幅で設定することができます。

今まで」はあまり利用する金額が多くなさそうなカードだけどマイ・ペイすリボの年会費優遇特典を受けたい場合は、設定金額を最大の3万円にしていました。

さらにカードが届いてからその設定金額を可能な限り(利用枠が上限)まで上げておけば、リボ払いが間違えて発生していつの間にかに手数料・利息が発生しているということを防ぐことができます。

ご覧のような感じです。

今まではこれで良かったのですが、2021年2月以降の年会費請求月となる三井住友カードの場合、年会費優遇特典を受けるためには年に1回でいいのでリボ払いの手数料を発生させる必要があります

利用額が多いカードなら問題ないのですが、普段の利用金額が少なかったり時に利用がない月が発生するカードで年会費優遇特典を受けたい場合は、今後はリボ払いの設定金額をできるだけ下げて置く必要があります

そして年に1回はそのリボ払い設定金額以上を利用して、リボ払い手数料を発生させなくてはいけません

【これからは】

  1. リボ払い設定金額をなるべく低く設定しておく
  2. 年に1回はリボ払い手数料・利息を発生させる

Vpassに登録している三井住友カードのリボ払い設計金額の変更方法はオンラインで可能です。

Vpassのトップページ「リボ払い&キャッシング」タブの「リボ払いお支払い金額の変更」を選択します。

次画面で「減額を申し込む」を選択するのが普通ですが、「増額を申し込む」でも同じように申し込めます。今回の場合は無難に右の「減額を申し込む」を選択しておきましょう。

「増額を申し込む」を選択
「減額を申し込む」を選択

要は「毎月」の最低支払い金額を変更することを申し込むことになります。

リボ払いの通知はカード発行時は郵送で受け取りますが、それをWEBでOKかどうか、を聞かれます。WEB通知でなんら問題ありません

次画面でリボ払いの設定金額の変更を設定します。

  • 一般カードの最低設定金額は5千円
  • ゴールドカードの最低設定金額は1万円

一般カードだとリボ払いの最低支払い設定金額は5千円なので、月に数百円しか使わない場合は5千円を選択しておきましょう。

ゴールドカードだと最低設定金額は1万円からとなるので、5千円は選択できません。

あまり利用しないゴールドカードなら、ココは最低の1万円で設定しておきましょう。

申し込んだら手続きは完了です。

今までと違い毎月のリボ払いによる手数料・利息の発生に注意が必要

リボ払い支払いの最適金額を下げると、今まではあまり気にしていなかった手数料・利息の発生に注意を払う必要があります

毎月数百円単位しか利用していなかったら心配いりませんが、逆に今後は1度設定金額以上を年に1回は1ヶ月利用してリボ払いの手数料を発生させないと、年会費優遇特典を受けることができません

2.年に1回以上のリボ払い手数料を発生

うまくリボ払い設定金額以上の利用があった時は、リボ払い手数料が最小限に発生するように臨時増額支払い申込み(繰り上げ返済)をする必要があります

三井住友カードは登録していれば、毎月の支払金額が確定した時にメールで連絡をくれます。

上記のようなメールが届いたら忘れずにVpassにログインして、支払い金額やリボ払い手数料が発生するような残高が生じるかをチェックする必要があります

利用明細の確認で、「リボ、分割払い、キャッシングのお支払い予定明細」タブを選択します。

ご覧のように「今回お支払い後元金残高」が発生している時は、その残高に対して手数料・利息が発生します。

この残高を0にせず、最小限の手数料・利息が発生するようにうまく繰り上げ返済をするのです。その手続きを年に1回だけ行えば、年会費優遇特典を受けることができます。

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詳しい繰り上げ返済の方法は上記記事のとおりです。

大切なのは「増額を申し込む」を選択した上で「次回支払い金額を増額する」を選択し、
※「毎月」ではない

追加支払い可能額の申込画面で、全てを支払う、ではなく「一部追加して支払う」を選択し、できれば1,000円以上、最低でも200円以上の残高が発生するように追加支払額を設定することです。

そして「翌月」の支払い明細が確定した時点で、リボ明細票の「手数料・利息」がゼロではなく1円でも発生していればミッションクリアです。

年会費優遇特典を受けるためには、手数料・利息の発生は年に1回でOK

年会費優遇特典を受けるために今回の操作を行うのは年に1回だけでOKです。

もし意外にカードを利用してその後もリボ払い手数料が発生するような残高が生じた場合は、繰り上げ返済で「全てを支払う」を選択して残高をすべて支払うように設定すればリボ払い手数料・利息は発生しません

年に1回リボ払い手数料を発生させたら、後は間違えてリボ払い手数料・利息が発生しないようにリボ払い設定金額を再度上限まで上げておくのもありです。

ただワタシは毎月Vpassをチェックする癖をつけるためにも設定金額は最低のままにしておくつもりです。

今までは放置で良かったけど、これからは毎月の確認が必要

手続き自体は慣れたらなんてことはないのですが、リボ払いの設定金額を下げると今までは放置であまり確認してこなかったクレジットカードの明細を毎月こまめにチェックする必要があります。

三井住友カードから支払い金額確定のメールが届いたら、その時点でVpassにログインしてチェックする癖を身に着けておくほうが良いでしょう。

まとめ

三井住友カードのマイ・ペイすリボ年会費優遇特典が2021年2月年会費請求分より改定となります。

今まではマイ・ペイすリボ申し込むだけで良かった(年に1回以上の請求は必要)ですが、今後は年に1回以上マイ・ペイすリボの手数料を発生させ支払う必要があります

2021年と言えばまだまだ先かとお思いきや、それほど遠い未来ではありません。

年会費支払日が毎月26日のカードは分かりやすいのですが、支払日が毎月10日のカードの場合加入日によって年会費の支払日(請求日)の月が変わるのです。

それを加味した上で、今のところ毎月の支払日が10日のカードなら「11月加入10月有効期限」となっていれば支払いはいずれにせよ1月中、支払日が26日のカードなら「12月加入11月有効期限」のカードが1月の年会費請求となります。

年会費請求月によっては支払日を考慮した上で、ギリギリまで今回説明した手続きを先延ばしにすることができます。

ただそう言われてもそんなギリギリを攻めるメリットは全く無いので、毎月数百円から数千円程度しか(時に請求がない)使わないようなカードで年会費優遇特典を受けているカードなら、さっさとリボ払いの設定金額を下げておいていつでも対応できるようにしておくほうが良いと思います

そして本来2,000円+税が必要なクレジットカードもご覧のように続けて年会費の割引を受けれるようにしておきましょう。

重要なのは「毎月支払い明細を確認する癖を身につける」ことです。

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