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【レース報告】さが桜マラソン2024でサブ4ペーサーを追う激走、ゴール直前で捕獲に成功

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サブアレを2年計画で目指すアラフィフランナーのゴウタロウです。

今回はさが桜マラソン2024に参加してきたので、その報告になります。

さが桜マラソンはフルマラソンの部とファンラン10キロの部に分かれています。今回は家族で参加したのですが、ワタシはフルマラソン、妻と甥っ子は10キロのファンランというふうに分かれました。

一緒に走りたかったので、ワタシはフルマラソン最後尾でスタートして追いついてくるファンラン(フルマラソン出発後すぐにスタート)の中で家族を探して、最初の10キロは一緒に走って、残り32キロは単独走という計画になりました。

そんな感じなので当然パーソナルベストを狙えるわけもなく、今回は今までのレースではしたことがない「エイドを制覇してフルマラソン大会を楽しむ」というファンランジョグで走ることにしていました。

しかし結果として、ゴール直後息も絶え絶えの状態となりました…そんな感じのレース報告になります。

さが桜マラソンについて

さが桜マラソンは例年桜の開花に合わせた3月下旬に開催されます。

コースはSAGAサンライズパーク横の車道からスタート、そこから南下して佐賀県庁をグルっと回ってまずはSAGAサンライズパークに戻ってきます。ここで10キロなのでファンランとお別れです。

そこから北上してから東に向かって吉野ヶ里遺跡に向かって中の公園の歩道をグルッと回ります。

そこから西に向かって多布施川河畔公園の桜並木を南下し、スタートしたSAGAサンライズパークの中に入ってゴールとなります。

見どころは佐賀城本丸跡や吉野ヶ里遺跡公園、そして36キロ頃から40キロ過ぎまで続く桜並木となります。

コースは基本的にフラットで激坂と言われるところはなく、多少右に行ったり左に行ったりコースが狭くなったりしますが、走りやすいと思います。

スタート前

2024年に開催されたさが桜マラソンは大雨予報が出ていて、その通り朝から強い雨が降りしきりました。

用意された更衣室はSAGAスタと道を挟んだSAGAプラザというところに男子は用意されていて、屋内競技場や観覧席を利用して着替えることができます。荷物は預けず置きっぱなしにするスタイルでした。

更衣室からスタートブロックまでは若干距離を感じましたが、1キロも歩かされる大会もあることを考えれば許容範囲内です。

スタート〜10キロ(ファンランと共同コース)

今回はフルマラソンの部が出発したあとに追いついてくるファンラングループを待つために最後尾に並びました。なので更衣もギリギリでスタートブロック閉鎖直前に会場に入りました。

最後尾って初めてだったのですがものすごい空気がゆるくてリラックスできて、これはこれで結構楽しかったです。遠くの方からスタート前のセレモニーやスタートの合図が聞こえてきますが、全く見えません(笑)。

結局スタートゲートをくぐるまでのタイムロスは約10分でした。思ったより短かったのですが、1万人規模を切る大会ではそんなものかもしれません。

ちなみにスタートラインを通過する前にファンランの先頭の方々が突入してきてカオス状態となります。ただコースの道幅がそれなりにあったので危なくはありません。

最初は超ゆっくり走って追いついてくるのを待つつもりだったのですがすぐに無理だと思って、ちょっとコースを外れて立ち尽くしながら追いつくのを待ちました。ゼッケンナンバーがAの奴がスタート直後にもう脚が止まっていたのでジロジロ見られました笑。

でもこっちの方が正解でしたね。ゆっくり過ぎると危ないし。

妻がいつの間にかに後ろ姿を撮っていました。ご覧のように舗装された幹線道路でも大きな水たまりができています。最初から諦めて人が避ける大きな水たまりの中を突っ切って走っていきました。

ファンランの集団で走っていると、ちょうどトップ集団からサブスリー集団ぐらいまでとスライドできたのでその走りが見れて楽しかったです。

9キロ過ぎまで妻のペースに合わせて走ったのでペースはキロ6分半ぐらいで、おしゃべりしながら走れる楽しいジョグでした。

ただそれでも10キロって結構長いです。走り応えのあるファンランで参加しやすいですね。ただ測定チップはなしです。

10キロ〜吉野ヶ里遺跡公園(22キロ過ぎ)まで

10キロ手前で家族と別れてからは、自分が楽なペースで走ることを意識しました。エイドを楽しむと言ってもまともなエイドがあるのは20キロ過ぎまでなので。

10キロを過ぎて北上西方に向かっていくと、いかにも佐賀だなぁと思われるのどかな景色の中を走っていくことになります。雨は弱まったり強まったりを繰り返しつつも止みはしませんでした。

なので写真↑もご覧の通りの有様です。カメラ面が濡れているのできれいに撮れません

ペースは自然にちょっと頑張って走ってキロ5分前後のペースとなりました。フルマラソン5時間から6時間ペースのランナーが多い集団から入っていったので、抜きまくって行きました。

後で確認するとハーフ過ぎまでで2000人ぐらい抜かしたようです。人数とか全然分かりませんでしたけど。
※最終的には3600人抜きだったようです

スタート直後の渋滞があると思うのですが、前に出たいときって人の合間を縫って走りますよね。それが最後尾から抜かしていくと延々とハーフを過ぎても続く感じです。当然余計な消耗もします。

水濠?吉野ヶ里遺跡公園と初エイド

ハーフを過ぎてしばらくするといよいよ吉野ヶ里遺跡公園に突入することになります。

実際に吉野ヶ里遺跡が見れるわけではなく併設されている公園の歩道をグルっと回っていくのですが、最初は嬉しくて足を止めて自撮り写真とか撮ったりしていました。しかしこの跡驚愕の光景が…

前日からの大雨で公園の池から水が溢れてコースをご覧のように水没させていたのです。避けれるところは避けれますが、水たまりを避けれないところもあったし集団だとコース取りもままなりません。

元より諦めてはいたのですが、ここで覚悟を一段と高めてこの深さがありそうな水たまりのど真ん中を走って人々を抜き去っていきました。

この水たまりを抜けた先に最初のお楽しみエイドとして「神埼そうめん」と「いちごさん」を頂きました。

神埼そうめん、つゆの塩分も疲れた身体に染みわたり美味しかったなぁ…、ただ雨で濡れまくっていたり道中すでに2回スマホを滑って落としていたので以後もエイドの写真を撮る余裕まではなかったです。

吉野ヶ里遺跡公園(23キロくらい)〜30キロまで

吉野ヶ里遺跡公園を出ると一部後続とスライドしながら西方に向かって走っていくことになります。

スライド区間から離れると、ご覧のように田んぼの中を淡々と淡々と走っていくことになります。両車線を広く使えるので、走る人数が減ってきたこともありだいぶ走りやすくなりました。

ただ雨ですし元々沿道の応援はほとんど望めない区間なので寂しさもひとしおではあります。例年強烈な西風が吹く区間らしいですが、この日は雨が降るかわりに風はほとんど感じられず走りやすかったほどです。

30キロ手前でちょこっとプッチンプリンやバナナなどのお楽しみエイドがありました。

今回のコンセプトはファンランなので、脚が痛ければ20秒ほど立ち止まってストレッチをしたりエイドでは足を止めて食べたりしていました。

なので500メートル毎のラップではご覧のようにちょこちょこペースが落ちています。

余談ですが最近Garminの自動ラップを1キロから500メートルに変更しました。1キロの落ちたラップを1キロで取り返すのって大変なんですよね。

500メートルにしておけば残りの500メートルで頑張れば1キロトータルとしての減速を抑えやすくなります。おすすめです。

30キロ〜桜並木終わり(40キロ過ぎ)まで

エイドのプリンを食べて満足したあと、30キロの案内がある僅かなスライド期間で出会ってしまったんです…

そう、(雨でぼやけてて全く分かりませんが)サブ4のペーサーの集団に出会ってしまったんです!これが運命の分かれ道でした。

その時の公式の30キロ経過タイムがちょうど3時間だったんです。これってもしかして…

  1. キロ5ペースで走る
  2. 30〜35キロで25分、35〜40キロで25分で走る
  3. 計算通りだと40キロ過ぎで3時間50分
  4. 残り2.195キロを10分で走ればサブ4ペーサーに追いつける…

という、走って疲れている頭でも計算しやすいタイムだったのです。ここまでもキロ5分前後のペースで来たから頑張ればいけるかも…壮絶(自分比)な鬼ごっこが勝手に始まったのです。

30キロの壁など俺には関係ねーとばかりに30キロ過ぎからペースアップします…と頑張っていたつもりでしたが、最初の5キロはそんなに上げることができませんでした。

35キロ時点で10秒ちょっとしか上げれてないことに気づき、そこからさらにペースアップします。

一ヶ月前の3時間15分で走った北九州マラソンの平均ラップはキロ4分40秒を切っているのでできないことはないのですが、最初10キロをジョグったり多くの人を抜かすために余計なエネルギーを費やしたあとの、フルマラソン残り5キロという時点でレース最速ペースで走り続けるのはホントにキツかったです。

救いだったのは、その最もキツイ区間が多布施川河畔公園内のコースだったのです。

ご覧のように代名詞とも言える桜並木では桜は全く咲いていませんでしたが(ちょっとだけは咲いていましけど)、多少くねくねしていても走っていて楽しい気持ちいいコースだったので頑張ってペースを上げることができました。

そうそうお楽しみエイドとして33キロにまるぼうろがありましたが、これは個包装だったこともあり食べる余裕もなく頂いてポケットに突っ込みました。

37キロに小城羊羹があってこれは頂いて食べながら走りました。

39キロ手前の給水でコカ・コーラがあって、今までは余裕ない中で炭酸を飲むなんて無理と思っていたのですが今回は試してみました。結果としてしっかり炭酸で飲み干すことはできませんでした(笑)。

40キロ〜ゴールまで

40キロの正式な通過タイムは3時間49分53秒でなんとか計算通り通過できました。しかしサブ4ペーサーの姿は当然ながら全く見えません。

残り10分で2.195キロを走るわけですから、キロ5分では足りません。1キロ4分30秒のペースが必要になります。ラスト2キロでこのペースを出すのは、相当頑張る必要があります。

必死だったので、40キロ過ぎで最後のお楽しみエイドでもあり名物の「プチ・ブラックモンブラン(一口アイス)」を食べない選択肢もよぎったのですが、これだけはやっぱり食べないとと思って手に取りました。

個包装でしたが本当にアイスクリームなので流石にポケットに突っ込むわけにいかず、包装を開けて食べました。必死だったからかめちゃくちゃ美味しく感じました…

41キロを過ぎて桜通りを出て車道に戻りゴールのSAGAスタが見えてきます。それでもペーサー集団は見えません。ペースを更に上げます。4分30秒では追いつけない、もっともっと限界まで…キツかったしやっぱり追いつけないのかもと絶望的な気分になっていました…

しかしいよいよゴールが迫ってきたとき、42キロの案内辺りにサブ4ペーサーさんがいるのをついに発見したのです!その差は100メートル程度。ペーサーさんは多少速めに走っているはずだからちょっとだけ余裕があるはず。

何よりここまで来て追いつけずグロスでのサブ4を逃すなんてぜっっったいに嫌だ!と思って、できる限りの猛ダッシュをしました。

おかげでサブ4ペーサーさんをゴール直前で捉え、公式のタイムが4時間を過ぎる10秒前にゴールラインを過ぎることができました。マジでギリギリでした。

ファンランでジョグの予定だったのにどうしてこうなった、ゴール直後は息も絶え絶えで動けませんでした(^_^;)。

結果|意図せずネガティブスプリットでグロスサブ4達成

正式結果はこちらで、グロスで3時間59分52秒となり8秒前にゴールに飛び込むことができました。最後の2.195キロを9分59秒で走っていて、計算通りとは言えホントにキツいラストでした。

フルマラソン最後尾からのスタートだったのでネットタイムは3時間49分44秒で余裕のサブ4でしたが、今回はペーサーさんに追いついてグロスで達成するというのを30キロ過ぎの時点で目標に掲げたので、達成できてホントに良かったです。

意図せずネガティブスプリットとなりましたが、できなくはないポテンシャルがあることは自覚できましたが正直後半にペースアップするのはあまりしたくないですね(笑)。

さが桜マラソンはフィニッシュ後のおもてなしがすごい!

今回は大雨のレースとなりましたが、終わったあとの大会のおもてなしに感動しました。

ペットボトルとかアミノバイタルとか完走まるぼうろとかはまあ普通と思います。しかしその後のおもてなしエリアに入ると…

お餅やらイチゴやらプチトマト、そして飲めるお酢とか温かい生姜湯とかすごく美味しくて体に染み渡るものばかりだったのです。一人1杯とかケチなことは言われないし笑。生姜湯最高でした!

ワタシはそんなに多くのレースを走ったことはないのですが、さが桜マラソンのおもてなしは最高だったと断言できます。本当に嬉しくて美味しかったです。関係者の方々ありがとうございました。

ただその後の協賛ブースのラインが長かったり、更衣室方面に向かうためにそれなりの階段を上がって2階に上がらなくてはならなかったりしたのはちょっとキツかったですかね。特に今回は体中濡れていたので体が冷えて大変でした。

ちなみにおもてなしとは関係ないのですが、ちょうど着替え終わった後ぐらいにランチューバーでインフルエンサーの三津家さんとの写真撮影会の時間だったので、かなり並びましたが今回10キロ走った家族ともども記念撮影ができました。

三津家さんもフルマラソン走った後なのにナイスガイ過ぎて、ちょっとファンだったのですがマジファンになりました。三津家さんのグッズも揃えようかな(^^)。

楽しかったさが桜マラソン総評

今回さが桜マラソン2024に参加して、天候が悪い中無事完走することができました。そんな天候の中頑張ってくださった関係者やボランティアの方々には感謝しかありません。

まずコースは大雨での水濠地帯が発生したり、天候のため応援が少なく寂しく走るエリアがあったりしましたが、総じて走りやすいコースだったと思います。35キロ過ぎの桜並木が桜開花後だったらさぞすごいことだと思います。

ファンランが10キロというのも走り応えがあって素晴らしいです。ただその分子どもが走れる2キロとか5キロとかはないので、大人だけが楽しめる感じになっちゃいますが。

エイドは正直数は少ないと思います。20キロ過ぎまでバナナぐらいしかありませんから。ワタシみたいにガチで走りがちな人にとってはちょうどいいですが、ファンランの人にとっては物足りないかも知れません。

さが桜マラソンは珍しく給水でOS-1を2箇所用意しています。これがホントに神っています。アクエリアスよりポカリスエットよりお高いOS-1を用意している辺りに運営の気遣いを感じました。

会場・設営・運営に関しては大きな不満はありません。家族もまた来たいと言っています。ワタシとしても自家用車でストレスなく来れるマラソン大会はなかなかないので、来年また参加してもいいかなと思いました。

良かったのは走った後に車で温泉に行って疲れを癒やすことができたこともそうです。やはり機動力があると楽しいですよね。

再度になりますが、悪天候の中でも開催してくださった関係者やボランティアの方々には感謝申し上げます。もう来年は3月23日開催予定になっていました。今度は晴れて桜が咲いていることを願っています。

最後に今回の相棒シューズはアディダスのアディゼロアディオスプロ3です。

もう何も言いません。このシューズは最高of最高です。ただ今回で総走行距離が500キロを超えてしまいました。雨のレースで活躍しているので、レースで使うには限界が近いかもしれません。

そんなことを感じさせないぐらい走りやすかったですけどね(^^)。

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