ワールドオブハイアットのステータスメンバーが楽しめる特典まとめ

ハイアットホテルズアンドリゾーツは、アメリカに本拠地を置く国際的なホテルグループです。

規模としては世界各地で500軒以上のホテルを展開していますが、世界最大のホテルグループであるマリオットホテルグループの6,500軒と比較すると見劣りします。

しかし様々なブランドからなる多彩なホテルラインナップは知る人ぞ知る人気のホテルグループで、上質なホスピタリティは多くの顧客を満足させています。

そのホスピタリティを支えるのがメンバー(会員)制度である「ワールドオブハイアット」です。

今回はハイアットホテルズアンドリゾーツの会員制度であるワールドオブハイアットをまとめてみたいと思います(公式サイト)。

ワールドオブハイアットの会員資格条件

ワールドオブハイアットの会員資格の条件は下記表のとおりです。

1暦年において上記表の「宿泊数」または「基本ポイント」を獲得すると、獲得した時点から翌々年の2月まで上級会員資格を維持することができます。

ベースポイントは客室料金の支払い1米ドルまたは通貨換算後の1米ドル相当額に付き5ポイントが加算される計算となります。

1米ドル＝105円で単純計算すると…

• ディスカバリスト｜25,000ポイント＝5,000ドル→52万5千円
• エクスプローリスト｜50,000ポイント＝10,000ドル→105万円
• グローバリスト｜100,000ポイント＝20,000ドル→210万円
• ライフタイムGL｜1,000,000ポイント＝200,000ドル→2千百万円!!

と、額面だけみるとかなりの金額となります。

1泊3万円の宿泊を10泊すれば30万円でディスカバリストになれるので、ハイアットの上級会員はベースポイントではなく宿泊数で目指すのが基本となります。

ワールドオブハイアットの上級会員特典

ハイアットグループでそれだけの宿泊数、また支払いに対するベースポイントを積み上げて得られる特典とはどのようなものでしょう。

主なものについて下記表にまとめてみます(詳しくは公式サイトを)。

この中でもホテル愛好家たちに人気のある特典は以下のようなものでしょう。

• 客室アップグレード
• レイトチェックアウト
• クラブラウンジの利用または朝食
• (場合によって)アーリーチェックイン

真のハイアット愛好家たちにとっては違うのかもしれませんが、目に見える嬉しい特典はこんな感じで、クラブラウンジの利用が入る段階で目指すべきステータスはグローバリストとなるでしょう。

通常60泊が必要なワールドオブハイアットのグローバリスト、高嶺の花のようですがハイアットには上級会員資格でなくても同様の特典を獲得できる他には類を見ない制度があります。

それがマイルストーンリワードです。

マイルストーンリワードについて

マイルストーンリワードは上級会員資格がなくても、1暦年内の滞在数に応じて誰でも獲得できる特典です。

対象宿泊数は20泊からスタートし、100泊まで10拍ごとに以下の表のような特典を獲得することができます。

この中で嬉しいのは「無料宿泊特典」と「スイートルームへのアップグレード券」です。

各特典には有効期限があるので注意が必要です。例えば無料宿泊特典は発行日からの有効期限は180日間しかありません。

またスイートルームへのアップグレードは、規約では「1ベッドルーム」と定められています。家族での利用で2ベッドルームが利用したいときには不便かもしれません(交渉次第で対応してもらえるかもしれませんが)。

マイルストーンリワードはご覧のようにワールドオブハイアットの上級会員を目指していれば自然と獲得できるようになっていて、嬉しいオマケ特典、という感じです。

まとめ

ハイアットホテルズアンドリゾーツの会員システムであるワールドオブハイアットについてまとめました。

最高峰はグローバリストで年間60泊が必要となります。

他のホテルグループはといえば、同様の特典が利用できる範囲内だと年間50泊のマリオットプラチナ、年間30泊のヒルトンダイヤモンド、75泊が必要なIHGスパイアが同等のステータスとなります。
※IHGスパイアは75泊より75,000ポイントの方が容易

比較すれば60泊という宿泊数も納得ですが、ハイアットは日本国内でも他のホテルグループと比較してホテル数が少なく料金も高めなので、その分ハードルが高めに感じます。

だからこそ快適なホスピタリティが維持できているとも言えます。孤高の存在、それがハイアットグローバリストなのかもしれません。