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【ハードロックホテル完全解説】シンガポールセントーサ島のプールが楽しそうすぎるハードロックホテル子連れ宿泊記

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シンガポールの一大リゾート地となっているセントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサ、その一角を担うハードロック・ホテルシンガポールに宿泊してきました。

目的は心躍るホテルのプールです。元々ホテル宿泊に関しては、SPGアメックスやアメックスプラチナカードで得られるマリオットホテルゴールドステータスや、ヒルトンVISAプラチナで得られるヒルトンダイヤモンドステータスにより、すっかりホテルステータスの虜となっているワタシです。

しかし今回の宿泊は久しぶりにステータスの威光が一切ないホテルとなります。普段利用しているマリオットやヒルトンホテルと比較しながら、プールを中心にハードロックホテル・シンガポールの宿泊記をお届けしたいと思います。

ハードロックホテルシンガポールについて

ハードロックホテルシンガポールはシンガポールのセントーサ島にある統合型リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」内にあるリゾートホテルです。

ハードロックホテルはリゾート・ワールド・セントーサの中にあるので、ユニバーサルスタジオシンガポールやアドベンチャーコーブウォーターパークにも歩いていける距離にあります。ちなみに旅行中に愛用したディンタイフォンも目の前です。

上空から見るとご覧のような位置関係です。アドベンチャーコーブウォーターパークは見切れていますが、もっと広いです。ポイントはハードロックホテルに併設してある屋外ステージですね。毎晩9時過ぎまでロックな演奏が繰り広げられていました。さすが名に恥じない施設とは思いましたが、その演奏がぶっちゃけ学祭レベルのときもあるので微妙といえば微妙です。

リゾート・ワールド・セントーサ内には、個性豊かな6つのホテルと2つのスイートがあり、ハードロックホテルはその中の1つに含まれます。ホテルを予約するときは別々の予約なのですが、問い合わせするときはリゾート・ワールド・セントーサとしての窓口から入ることになります。

ハードロックホテルのコンセプトは「ロックスターの気分が味わえるシックな内装、音楽フリークの憧れがつまったホテル。」です。でもワタシロックには昔も今もあんまり興味はなかったのですが・・・。

このホテルを選んだ理由はこの心躍るホテル併設のプールです。子どもとプールに行くのが大好きな我が家としては、たとえステータスがなくても一度は体験したいホテルだったのです。

前回シンガポール旅行時にケーブルカーを求めてさまよった時に偶然見かけて、かなり気になっていたのです。

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ちなみに屋外ステージが併設されていますが、プールに寝そべりながらじっくり楽しめるわけではなく軽いパーティションがありステージは隙間からしか見えません。音だけはガンガン聞こえます。

ハードロックホテルへのアクセスはタクシーがおすすめです。MRT(マス・ラピッド・トランジット|電車地下鉄)を利用するときは、セントーサ・エクスプレスに乗り換え無くてはならないし、駅からもそこそこ歩く必要があります。大きな荷物があるときは辛いですね。

タクシーなら空港からでも時間帯にもよりますが、2,000円前後です。家族連れなら手間や時間、4人分の運賃を考えてもタクシー一択でしょう。Grabでもいいのですが、シンガポールは135cm未満の子どもはチャイルドシートに乗せなくてはならないという厳格なルールがあります。子連れのときはGrab Familyを選択しましょう。

またタクシーのときはセントーサ島の入島料を免除してもらうために入島ゲートでホテル予約を証明できる何かしらを提示しなくてはいけません。ワタシは慌ててメールを検索してtrip.comの予約確定画面(日本語)を提示しましたが、OKでした。

  • チェックイン|15:00
  • チェックアウト|11:00

チェックアウトが11:00と言うのがなんとも早いですね。ステータスパワーでレイトチェックアウトに慣れてしまった身としては気になる時間です。

ハードロックホテルシンガポールのプール紹介

ハードロックホテルのプールは7:00AMから8:00PMまで利用できますチェックイン前とチェックアウト後もフロントに申し出れば利用することができます

では早速その心躍るプールをご紹介しましょう。

ワタシが宿泊した部屋から見たホテルの風景です。プールありきの宿泊だったのでプールビューを選択しました。プールビューは1番下のカテゴリより一つ上のカテゴリーの部屋になり、料金もちょっとだけアップします。

まず1番広いエリアから。プールバーも併設されているこのエリアは1.2Mの水深で広々と泳ぐことができます。

奥の方に屋外ステージがあるのですが、ご覧のように垣根で仕切られています。

長男がぜひココ(プールバー)に座って見たいと言ったので、コーラを1杯注文しました。写真はコーラ1杯を3人で飲むの図です。だってコミコミで350mLのコーラ1本が7シンガポールドルもするんですよ(x80円して下さい)。ホントはビールの1杯でも飲みたかったのですが、あまりの値段に(おそらく1,500円以上)するので自粛しました。

一番奥のプールは最深部が1.4Mあって、ちょっと深いのです。長いので長辺をガチ泳ぎしているヒトがちらほらいつつも、このインフィニティ的なところでのんびりするヒトもいたり、ここから下のプールに飛び降りるヒトもいたりしました(飛び込みNGの記載はないし監視員もいないのでやりたい放題です)

奥に見えるジャグジーはなかなか大きいですが、水温はプールと同じで温まることはできません。ジェットの水流は強めなので、浮かんでいるとくるくる流されます笑。

1番気になるのがこの砂のプールです。最深部は1.2Mなので奥の方に行くと小さい子は足が届かなくなります。波はないので変な感じですが、砂はサラッサラで気持ちいいです。しかもプールの中で舞い上がるような砂じゃないので、水質はこれだけの規模なのにかなりきれいに感じましたね。

砂のエリアもそれなりにありますので砂遊びもし放題です。

こちらが真ん中のちびっこエリアです。水深は30cmぐらいだったでしょうか。スライダーはかなり滑りが悪かった(途中で止まってしまう)のですが、ちびっ子向けなのでまあ許容範囲かなとは思います。

プール入口近くにホテルに沿ってカバナがいくつかあります。このカバナ、宿泊者で4時間最低200シンガポールドルからでなかなかのお値段なのです(x80円です)。ワタシの滞在中には1度も利用者を見かけませんでした^^;。

そしてそのカバナに沿うような形で運河タイプのプールがあるのです。

この運河は特に流れがあるわけでもなく、ただまっすぐつながっているだけです。カバナには専用の小さいプールが併設されていて、そこに座って浸かることができるようになっています。真夏だったら、ここに入りながらビールでも飲んだら最高だと思います。

ここで砂のプールと運河のようなプール動画をご覧ください

入り口やタオル貸出、更衣室などの設備について

その他プールを利用する上で欠かせない設備をご紹介します。

ハードロックホテルのプール全体は柵で囲われていて宿泊者以外は入れないようになっています。入り口はフロントから少し離れたところに1箇所あり、カードキーをかざさないと入れないゲートがあります

入るためには部屋のカードキーが必要なのですが別に人数分渡されるわけではないので、1枚のカードキーを利用して1人が入るたびに次の人にカードキーを次々と渡して全員が入る必要があります。そしてチェックしているヒトはいません。なのでまあそれなりのセキュリティです。

そのとなりにタオルクロークがあり、前評判どおりルームナンバーと借りた枚数を記載してサインしないといけません。タオル自体はプールから上がった後羽織ったまま部屋に戻ることも可能ですが、当日中(プールがクローズする8:00PMまで)にタオルを返却しないとペナルティと言われました。どんなペナルティなのかは分かりませんが^^;。

入り口の左右にトイレ兼更衣室があります。シャワーもあり湯量も十分で、シャンプーなども置いてありました。しかしこれも毎評判通りですが、荷物を置く場所がないので(小さなフックのみある)チェックイン前やチェックアウト後に利用する時、ここを更衣室代わりにするにはちょっと荷物を濡らさない工夫が必要とは思います。

プールの出入り口にはフットバスがあって、ここで砂などを落とすことができます。

(スコールの後)ビーチチェアはそれなりの数がありますが、日陰で利用できる場所はかなり少ないです。ビーチチェアは取り合いになるとの噂でしたが、2泊の宿泊中にそんなに混雑することは全く無かったですね。

憧れのハードロックホテルシンガポールのプール総評

以前偶然通りかかった時に見かけて、このプールは絶対に入ってみたい!と思わせてくれたのがここまでご紹介してきたハードロックホテルシンガポールのプールです。

実際利用してみると、子どもはもちろん喜びますが大人にとっては「ただ広い」だけと言うのが率直な感想です。このプールで1日を過ごすのは無理だろうなと感じました(飽きるからです)。子どもは無限に遊べますが、それに付き合っている大人の限界として2−3時間ぐらいがいいところでしょう。

砂のプールとか楽しいので、このプールならまた行ってもいいかなとは思っています。しかしこれからご紹介する客室に泊まってまで、となるとプールのためだけに再度宿泊するのはちょっと躊躇するかもしれません。今回利用した客室をこれから簡単にご紹介します。

ハードロックホテルシンガポールのスタンダードルームについて

ハードロックホテルシンガポールの客室タイプは大きく分けて3種類あります。

通常はデラックスルームをチョイスすると思います。上記写真のデラックスルームは窓際にソファーがあるように見えますが、プールビューの部屋だと開く窓になっていてラナイに出ることができますトリップアドバイザーに部屋の写真がたくさん載っているので、ご参考ください。

実際に宿泊した部屋をご紹介します。

通常のツインベッドルームのプールビューの部屋です。小学生まで添い寝可でした。ビジネスデスクなどはなく非常にシンプルな作りです。テーブルの上にミネラルウォーターが用意されていました(ボトルではなく補充式)。

ラナイからの光景。ハードロックっぽい絵画が飾ってあります。向こう側がウエットエリアで、半透明となっています。透けて見えるほどではないですね。

我が家はツインベッドルームの時は動かせる時はベッドをくっつけるのですが、この部屋のベッド下は今までになく汚れていました。絨毯じゃないので汚れが目立っていただけかもしれませんが。

コンセントはユニバーサルデザインで日本のタイプも差し込めます。ただコンセントのONOFFスイッチがあるのでそちらをONにしておかないと充電は始まりません

洗面所はハードロックホテルらしくギターケースの中にアメニティが入っていました。可もなく不可もなくの洗面所です。

ショックだったのが湯船がなくてシャワールームのみだったことです。やはり日本人としては湯船に浸かって体を休めたかったです。シャワーの湯量は十分で利用に問題はありませんでした。トイレは当然ウォッシュレットはなく、東南アジア特有のホースも付いていませんでした。スイートルームは湯船もあるみたいです。

ラナイからの光景は夜な夜な響き渡ったロックンロールな演奏とともに動画をご参照ください(音注意)。

ハードロックホテルと言うぐらいだから多少の演奏は聞こえると思いましたが、ここまでの大音量で夜の10時前後まで開演し続けるとは流石に予想していませんでした^^;。

窓を閉めれば音は大部分シャットアウトできるので寝れないと言うほどではないですが、ちょっとでも窓を開けるとコンサート会場のような爆音が部屋に入ってきます。

金曜日の演奏は上手だったと思いますが、木曜日とか時々「学祭か!」とツッコミを入れたくなる程度の演奏だった時もあり、若手の披露の場となっているのかもしれませんね。

このホテルに宿泊する時は、夜な夜なロックンロールが繰り広げられることだけは忘れないようにしましょう

最後にチェックイン時のフロントからの光景です。中は流石にハードロックなホテルを彷彿とさせる雰囲気となっています。スタッフさんも気さくな方たちでした。

しかし売店もバーカウンターも食事エリアも一切利用しなかったので(機会がなかった)、その辺のレビューができないのが辛いところですm(_ _)m。キッズルームもかなり立派なのがあったりするのですがね。

ハードロックホテルシンガポールの総評

1番の目的だったホテルのプールは間違いなく楽しいです。それでも朝の2時間とか夕方の2時間程度遊べたらいいほうではあります。逆にプールにドハマリすることなくリゾート・ワールド・セントーサ内に出かける時間がたっぷり取れます。

我が家の場合は午前中にホテルプールに遊びに行って、その水着で濡れたままにアドベンチャーコーブウォーターパークまで歩いていってウォーターパークで遊び、閉園になったら着替えることなくホテルに歩いて帰ってきてまたホテルのプールで遊んで、水着のまま部屋に戻るという、1日中水着スタイルで過ごしましたが全く問題なかったです。

アドベンチャーコーブウォーターパークから見えるエクアリウスホテルだと、ウォーターパークに直通の裏口があるらしいのでコープがメインだったらエクアリウスホテルの方が良さそうですね。

またエクアリウスホテル宿泊してもハードロックホテルのプールも利用できるとかなんとか・・・(ただ距離が結構あります)

下の記事は前回のアドベンチャーコーブウォーターパーク利用時ですが、今回も行きました。

【子連れでアドベンチャーコーブウォーターパークは楽しめるのか?】身長制限に引っかかる子連れでも十分楽しめるシンガポール・セントーサ島内の巨大ウォーターパーク JALの上級会員であるJGCプレミア(JGC=JALグローバルクラブ)を目指して、JALのFLY ONプログラムに従ってFOPを...

着替える必要もなく水着のままで行き来できるのは、リゾート・ワールド・セントーサ内のホテルならではのメリットですね。

客室に関してはスタンダードルームだったということもありますが、オブジェがちょっとハードロックぽいだけで質感に関しては可もなく不可もなくです。ホテルステータスを持っていていつもマリオットやヒルトンなどそこそこのホテルに泊まりつつもアップグレードを当たり前のように享受している人達からすると不満が出る客室かな、と思います。

雰囲気を出すためか、部屋の証明がひたすら暗いのには閉口しました。客室でこれは良かった!といえるポイントは特に無く、そこはあまり期待しない方がいいと思います(スイートなどは別でしょうが)。

ホテル全体の雰囲気も、元々ハードでロックな人生を歩んでこなかったワタシの琴線に触れることはなく、逆に派手目なので落ち着いた雰囲気が好きな人からすると引いちゃうかもしれません。

ただ立地は最高ですね!ユニバーサルスタジオシンガポールにもシー・アクアリウム(水族館)にもアドベンチャーコーブウォーターパークにも徒歩で余裕でいけます。またリゾート・ワールド・セントーサ内のカジノも近く、それゆえに飲食店も鼎泰豊は別格ですが、マクドナルドからとんこつラーメンや、お菓子屋さんまで事欠きません。当然どでかいハードロックカフェもあります

重要なポイント「再度泊まりたいか?」ですが、いくら立地が良くてもワタシとしては朝食やラウンジを堪能できるヒルトンでいいかなと思っちゃいます。完全にステータスにとりつかれた弊害ですが、平日でも1泊3万円前後するホテルとしてはクオリティが低いのが気になったのです。

ベストはマリオットプラチナエリート以上になってセントーサ島内のマリオットホテルに泊まることだとは思いますが・・・しがないゴールドでは夢叶わず、です。

まとめ

シンガポールセントーサ島内にある統合型リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」の一角を占めるハードロックホテルシンガポールに宿泊してきました。

子連れ家族なら誰もがテンション上がりそうなプールだ第一の目的だったのですが、そのプールに関しては十分満足できました。

立地もよくリゾート・ワールド・セントーサ内の施設をすべて徒歩圏内に収めており、いつまでも遊べるホテルです。

ただホテルそのものに関しては、それほど期待しない方がいいと思います。悪いわけではないのですが、写真や立地などからするとどうしても期待値をあげちゃうことが危惧されます。しかしワタシの個人的な感想は、良くも悪くも「普通」なホテル、でした。もちろんハードロックホテルっぽい内装ではありますけど^^;。

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