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クレジットカードに付帯する海外旅行保険はJCBが最強|もう保険会社の海外旅行保険を別途申し込みしなくていいかな

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8月も後半に入ってきましたが、やっとワタシにも夏休みが訪れようとしています。家族で向かう先は常夏のハワイです。と言っても、夏に限って言えば日本の方が間違いなく暑いんですがね。今回は家族で海外旅行に出かける際の旅行保険について、クレジットカード付帯のものと保険会社で申し込む保険内容を比較検討します。

以前、ハワイ旅行に向けて下記のような記事をエントリーしました。

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1つは空港駐車場の確保で、もう1つが海外旅行保険の加入、だったのです。今回は今年の海外旅行保険をどうするのかを検討した結果をお伝えします

保険会社の海外旅行保険は格安で保障も十分

海外旅行保険に関しては、昨年の旅行前にも検討しました。

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結論として、海外旅行保険は別途入るべきだという結論に達しました

今まで利用してきた海外旅行保険は、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険OFF」です。特に深い理由はなく、最初に利用したのがそこだったからです。

家族4人で8,000-9,000円ぐらいで、多少足りない保障があるかもしれないですけど、金額に不満はなく利用していました。

頼もしいクレジットカード達が仲間に入ったので再検討

昨年の海外旅行から約1年が経ち、その1年間にワタシには(アホとも言えるほどの)頼もしいクレジットカード達が仲間になりました。

  • ANAダイナースカード
  • JCB the class
  • ヒルトンVISAプラチナ
  • JAL/AMEXプラチナ
  • ラグジュアリーブラックカード

いずれも心強いカード達ですが、一般的に旅行保険の保障が充実しているのは「JCB」と言われています

そこでJCB the class(プラチナも同等)に付帯する海外旅行保険と損保ジャパンの「OFF!」との保証内容について比較してみようと思います。

JCB the classと海外旅行保険との保障内容の比較

JCB the classに付帯する海外旅行保険内容は以下の通りです。

保険の種類本会員/家族会員家族特約
死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害治療費用1,000万円限度200万円限度
疾病治療費用1,000万円限度200万円限度
賠償責任1億円限度2,000万円限度
携行品損害100万円限度50万円限度
救援者費用等1,000万円限度200万円限度
乗継遅延費用2万円
出航遅延費用2万円
寄託手荷物遅延2万円
寄託手荷物紛失4万円
合計保険料自動付帯 自動付帯

自動付帯というのはカードに加入していれば、カード利用の有無を含まないという意味です。

例えばAMEXの海外旅行保険は手厚いですが、利用付帯と自動付帯で金額が変わってくるので気をつける必要があります

また本会員の条件と家族会員の条件、さらには生計を共にする家族が保障される「家族特約」が付帯するのかも、クレジットカードの海外旅行保険のチェックポイントです。

高い年会費のクレジットカードはだいたい手厚いですが、そうでない場合はチェックが必要です。

では、損保ジャパンの海外旅行保険「OFF!」の保障内容を「渡航先ハワイ、7日間」と言う条件で見てみましょう。

保険の種類個人バランス型ファミリープラン(4名)
死亡・後遺障害2,000万円1,000万円
傷害治療費用2,000万円1,500万円
疾病治療費用2,000万円1,000万円
賠償責任1億円1億円
携行品損害30万円50万円
救援者費用等2,000万円1,500万円
乗継遅延費用2万円2万円
出航遅延費用
寄託手荷物遅延10万円10万円
寄託手荷物紛失
合計保険料3,260円7,320円

「OFF!」にはオーダーメイド型と言って、クレジットカードの保障を足りない部分だけを補うことができるメニューもあります。オーダーメイドでJCBの保障の足りない部分を個人バランス型の保障に近づけようとすると、おおよそ2,500円ぐらいの料金になります。

オーダーメイド型は「個人プラン」でしか申し込めないので、家族4人分その金額が必要という事を考慮すると、選択するプランは「ファミリープラン」1択になります。

では、JCBと損保ジャパンの海外旅行保険ファミリープランで需要なポイントを比較してみます。

保険の種類JCB本会員/家族会員JCB家族特約ファミリープラン(4名)
死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円1,000万円
傷害治療費用1,000万円(500万)200万円(500万)1,500万円
疾病治療費用1,000万円(500万)200万円(500万)1,000万円(疾病死亡)
賠償責任1億円限度2,000万円(1億円)1億円
携行品損害100万円50万円(100万)50万円
救援者費用等1,000万円200万円(1,000万)1,500万円
合計保険料自動付帯自動付帯7,320円

()はVISAプラチナの家族特約内容

こう並べてみると、保険会社の保障の方が充実しているのは間違いないのですが、本会員・家族会員だけだったらクレジットカード付帯の保険でも問題なさそうです。ただ家族特約の部分で弱いのが気になります

我が家で家族特約の対象となるのは子どもたちですが、1億円の損害を起こさないとも限らないですし、疾病治療費用も正直心もとないというのがJCBの付帯保険の正直なところです。

ところがVISAプラチナの保障内容は家族特約がなぜか手厚いんです。クレジットカードの保険・保障は、多くのカードを持っていてもその中で最高額を選択することができるので、JCBとVISAの保険があれば大丈夫そうだということが分かりました。

その他のクレジットカートの中では、アメックスもダイナースもラグジュアリーカードも、多少値段の違いがあれど、本会員部分の保障でJCBを超える部分はほぼ無いので、JCBを基準に考えれば大丈夫と思います。

クレジットカードと保険会社の海外旅行保険を比較すると重要な項目が見えてくる

今回のようにクレジットカードと保険会社の海外旅行保険の保障内容を比較してみると、海外旅行保険で重要視しなくてはならない部分が見えてきます

  • 障害治療費用
  • 疾病治療費用
  • 損害賠償
  • 救援者費用等

以上の4点が、海外旅行時に保険を充実させ無くてはならない項目に見えます。日本じゃない海外で何かしらのアクシデントが生じた時に、相手方に支払う必要が生じる場面(病院なり被害先など)には十分に対応できなくてはならない項目なのでしょう。

死亡保障に関しては他に保険に入っているでしょうし、携行品損害なども含めて自身にのみ降りかかるアクシデントは、最悪泣き寝入りをすればいいだけですからね。

今回はJCBプラチナやVISAプラチナと言ったあんまり一般的でないクレジットカードの保障と比較しちゃいましたが、比較することにより分かったことは、下記の保障内容に足りえないクレジットカード付帯の海外旅行保険でしたら、別途保険会社の保険を申し込んだほうが無難と思われるということですね。

  • 障害治療費用|1,000万円(最低でも200万)
  • 疾病治療費用|1,000万円(最低でも200万)
  • 損害賠償|1億円(最低でも5,000万)
  • 救援者費用等|1,000万円(最低でも500万)

そういう意味では、クレジットカードの家族特約ではほとんどの場合上記の保障内容には全く届かないので、そこが保険会社の強みなのでしょう。最低でも必要と思われる額は、ワタシの個人的な意見です。

7日間で8,000円程度だったら申し込んじゃってもいいような気もしますが、今回はクレジットカード付帯保険だけで勝負してみようと思います。

まとめ

クレジットカードに付帯する海外旅行保険が家族旅行で足り得るかを検討してみました

本会員のみの保障だったら大抵のゴールド以上のクレジットカードだったら十分のようですが、家族旅行ともなるとクレジットカードの家族会員でもない子どもたちの保障にまで気を配る必要があります。

高い年会費を取るクレジットカードは、ほとんどの場合「家族特約」として生計を共にする家族だったら保障をカバーしてくれます。しかしその保障内容はあまり十分とは言えません。

家族旅行に出かける前には、再度自身手持ちのクレジットカードの付帯保険内容を確認しておきましょう。「利用付帯」と「自動付帯」の違いも見逃さないようにしましょう。足りないと思った時は、想像以上に安くて済むので保険会社の海外旅行保険に入ることをオススメします。すべてネットで申し込みが完結するので非常に便利です(*^_^*)。

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POSTED COMMENT

  1. yyaloha より:

    こんにちは。。
    クレジットカードの医療費の補償で1000万は初めて知りました。有難うございます。
    海外旅行に行くとき、同じ保険に入っていました。但し、補償額をどうするかはいつも悩んでいます。
    必要以上に補償求めても、無駄だし、結論はどの位必要なのかが分からないという事に着きます。そのような相談サービスがあると、良いかなと思っています。
    クレジットカードの補償を見ると、死亡保障は十分?なので、「OFF!」の死亡保険の額は減額していますが、あまり効果はないですね。

    では。。

    • ゴウタロウ より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。

      医療保障に関しては確かにおっしゃる通りで、JCBが突出しています。
      アメックスやダイナース、その他のカードは200-500万円が相場みたいです。

      海外の医療費で有名なのが、虫垂炎で手術を受けて200万円、と言う値段だと思います。
      ですので、やはり500万円は欲しいかな、と感じています。

      保険会社の海外旅行保険は、充実した保障内容に比して値段が安いので、
      入っていくべきだとはいつも感じていました。

      死亡保障に関しては、普通に生命保険に入っていたら、そこまで求めるものではないですね(^_^;)。

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