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ハワイアン航空のマイレージプログラムを徹底研究|JALと提携したハワイアン航空のシステムを勉強しておこう

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JALとの業務提携が発表されて俄然注目を浴びているハワイアン航空のマイレージプログラムはハワイアンマイルズ」です。今回ラグジュアリーカードブラックを発行したことにより、ハワイアンマイルズ会員の中級ステータスである「Pualani Gold(プアラニゴールド)」会員になりましたので、ハワイアン航空のハワイアンマイルズについて研究したいと思います。

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ラグジュアリーカード発行については下記記事をご参照下さい。

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HawaiianMiles(ハワイアンマイルズ)とは

ハワイアンマイルズはハワイアン航空のマイレージプログラムで、ハワイアン航空のマイレージ会員の名称です。ハワイアンマイルズ会員には無料で入会することができ、様々な方法でハワイアン航空のマイルを貯めることが出来ます。

ハワイアン航空のフライトで貯める

最初に重要なことをお伝えします。ハワイアン航空のマイルは18ヶ月間に新たなマイルの獲得、または利用がないと失効します。1年半ですね。その事を前提に話を進めていきます。

ハワイアン航空のマイルは、当たり前ですがハワイアン航空のフライトで貯めることが出来ます。

2017年にハワイアン航空で予約して羽田からハワイ島のコナに往復利用をしました。シートはエコノミーよりちょっと上等な席であるエクストラ・コンフォート席を利用しました。それで貯まったマイルは往復で8,020マイルです。3回往復すれば、プアラニゴールドの条件である20,000マイルが貯まります。

この時はまだANAとの中途半端な提携状態だったので、ANAマイルを貯めることは出来ませんでした。現在はJALとの提携状態となっています。

10月1日13時よりJALの提携社特典航空券でハワイアン航空取扱スタート予定|ハワイアン航空側からもJAL特典が予約可能になります 2018年3月25日よりハワイアン航空のコードシェア便を取り扱い始めたJALですが、最も待ち焦がれていたメリットが、JALのマイ...

旅行で貯める

旅行に付随する様々なシーンでハワイアン航空のマイルを貯めることが出来ます。その中でも注目すべき点は「提携航空会社のフライトを利用してマイルを貯める」です。

2018年3月25日よりJALとハワイアン航空とのコードシェア便が開始されました。それにより、ハワイアン航空から予約するJALのコードシェア便でハワイアンマイルを貯めることが出来ますJALのコードシェア便で「HAコード」の下で予約した便が対象です。

ブッキングクラスに依るマイレージ付与は上記表の通りです。やはりプレミアムエコノミーのクラスである「Y」の100%が有用そうです。

同様にハワイアン航空のコードシェア便でハワイアン航空のマイルを貯めることができる提携航空会社は以下のとおりです。

  • China Airlines
  • Japan Airlines
  • JetBlue|アメリカのLCC
  • Korean Air
  • VIrgin Atlantic|イギリスが本拠地の航空会社
  • Virgin Austlalia|オーストラリア第2の航空会社

以上となっています。JetBlueはUSAのLCCみたいですね。かなり限られた提携航空会社で、ハワイアン航空自体は今のところどこのアライアンスメンバーにも参加していません

バイマイルで貯める

ハワイアン航空のマイルは公式ページから購入することが出来ます。

通常ではボーナスはなく500マイル単位で購入でき、1マイル=3.3円程度で、それほどお得ではありません。

ハワイアン航空のマイルを使う

貯まったハワイアン航空マイルの使い道はやはり特典航空券の予約が第一選択になると思います。

検討するとしたら「日本ーハワイ」路線になると思いますが、必要マイル数は片道で下記の通りです。

片道必要マイルSuperSaverCoach SaverCoach FlexFirst/Business class SaverFirst/Business class Flex
Japan-Hawaii40,00060,00080,00065,000130,000
Bisiness upgrade45,00090,000

一番最安のマイル数は40,000マイルとなっています。バイマイル計算だとざっと12万円分、しかも片道。東京からハワイに向かう際のエコノミークラスの値段は最安値に近づければ往復で10万円程度なので、当たり前ですがバイマイルだけでの特典航空券利用はおトクではありません。足りない時にちょっと買い足すために利用するのがベターですね。

特典航空券の予約方法は、ハワイアンマイルズ会員でログインして検索すると通常の方法で予約画面に進むと「有償」「マイル(特典)」「キャッシュアンドマイル」の3通りで検索することができます。

マイルだけで予約しようとすると、上記はCoach Saverのブッキングクラスですが、往復で12万マイル+諸税が必要です。燃油サーチャージは込みとなっていますが、実費は5,000円台で諸税と手数料のみ程度の値段となっています。

ハワイアン航空はキャッシュアンドマイルの合わせ技でもチケットの購入が可能そうで、それなりのマイル数は必要ですが良いオプションと思います。

ハワイアン航空はJALと提携したおかげか、最安値のフライトプランを探すととんでもない行程を提示してきます。

  • 往路|羽田ー千歳ーホノルル
  • 復路|ホノルルーコアー羽田

とかです。こんなハードコースをたどるのならば、多少マイルを消費してでも直行便を選択したいところですね(;´∀`)。

旅行に伴う他のサービスにマイルを使う|提携航空会社特典航空券など

ハワイアン航空のマイルは提携航空会社のサービスに使用することができます。そこで思い当たるのが、JALの特典航空券をとれるのか??と言うことです。

しかし残念ながら、ハワイアン航空のマイルを利用できる提携航空会社は以下の航空会社でJALは(今のところ)含まれていません。

→2018年10月1日よりハワイアン航空のマイルでJALの特典航空券を発券できるようになります。しかし必要なマイル数はやはり多いので、有用とは言い難いかもしれません。

  • Japan Airline (New!)
  • JetBlue
  • Korean Air
  • Virgin Atlantic
  • Virgin Australia
10月1日13時よりJALの提携社特典航空券でハワイアン航空取扱スタート予定|ハワイアン航空側からもJAL特典が予約可能になります 2018年3月25日よりハワイアン航空のコードシェア便を取り扱い始めたJALですが、最も待ち焦がれていたメリットが、JALのマイ...

ハワイアン航空マイルの使い方|共有と譲渡

ハワイアン航空のマイルは他人から共有したり、別のハワイアンマイルズ会員に譲渡(Gift)することができます。マイルの共有には2つの方法があります。

無料のマイルの共有について

ハワイアン航空マイルを他のハワイアンマイルズ会員と共有するには、下記のクレジットカードを保有することが近道になります。

  • Hawaiian Airlines World Elite MasterCard
  • Bankoh Hawaiian Airlines Visa チェック カード
  • Hawaiian Airlines Visa 日本向けクレジット カード

日本で入会できるのは3番目のハワイアンエアラインズVISAカードになりますが、ゴールドカードでもハワイアンマイルズのエリート会員付与はなく、入会・継続時のマイルと年に2回のハワイアン航空ラウンジ利用券がもらえるだけなので、クレジットカードとしてのお得度は正直微妙です。

ただハワイアン航空で貯まったマイルを延命するために、年会費が税抜き3,000円の一般カードを発行することは考慮してもいいかもしれません。カード継続で1,000マイルももらえますし。

上記のハワイアン航空クレジットカードを保有している本会員は、他のハワイアンマイルズ会員からマイルを無料で受け取ることができます。メリットは以下の通り。

  • マイル譲渡の手数料は無料
  • マイルごとの課金なし
  • 受け取るマイル数は無制限
  • 1暦年あたり10回の受取可能

JALなどのファミリーマイルとして自然に共有されるわけではなく、家族からも譲渡と言う形で余っているマイルを受け取ることになります。実際に家族から無料でマイルを集めることができました。

【ハワイアンマイルズVISAゴールドカード開封の儀】ハワイアンマイルを延命する重要なシェアマイルについても解説します|ハワイを愛するクレジットカード 例のあのクレジットカードが届きましたよ。そうハワイ好きにはたまらないダイヤモンドヘッド輝く「ハワイアンエアラインズVISAゴール...

そしてクレジットカード会員でないと、当然それらのメリットが下記のように失われることになります。

  • 25ドルの手数料
  • マイル毎に0.01ドルの譲渡手数料
  • 1回ごとの共有マイル数が最低2,000マイルであること

25ドルの手数料その他諸々を考えたら、ハワイアン航空VISA普通カードを発行するほうがどう考えてもリーズナブルですね(;´∀`)。

マイルの譲渡について

ハワイアン航空のマイルを譲渡することにより、他のハワイアンマイルズ会員にエリートステータスとしての特典をプレゼントしたり、マイルそのものを利用した特典航空券をプレゼントすることができます。

エリートステータスとしてプレゼントされる特典は以下の通りです。

  • ハワイアン航空予約に電話する際の優先処理
  • エクスプレスチェックイン
  • ホノルルインターナショナルプレミアクラブセキュリティライン
  • プレミアクラブラウンジ
  • 優先搭乗
  • チェックイン手荷物許容量 – 最大2個

ほぼハワイアンマイルズゴールドエリートの「Pualani Gold」ステータスの特典に準ずる特典です。

またマイルをプレゼントすることによるメリットは以下の通りです。

  • ブラックアウト期間なしの特典旅行
  • ノンフライトパートナーアワード
  • ハワイアンマイルを使ったアップグレード
  • ハワイアンマイルのプレミアクラブ会員としての特典

正直この辺は英語での記載となっていて読み取れないことがあり、何が何やら?と言う感じです。

要は、ハワイアン航空のマイルは受け渡し可能!と思って良いでしょう。

ハワイアン航空の貯めるメリットが有るのか?

ココまで調べてみた上でハワイアン航空のマイルを貯めるメリットがあるのかを検討したいと思います。

ハワイアン航空のマイルを貯めるには3つの方法があります。

  • ハワイアン航空に有償搭乗
  • ハワイアン航空クレジットカード決済
  • SPG/AMEXカードからのポイント移行

注目は3番目です。SPG/AMEXカードはポイント移行できるエアラインが豊富なことで有名ですが、ハワイアン航空まで含まれています。この辺の改悪がない限り永遠に継続してもいいクレジットカードですね(^^)。

貯まったマイルを利用するとしたら当然ハワイ路線になりますが、ハワイに行くならやはり家族で、となりますので、我が家なら4倍のマイルコストが必要になります。エコノミーで検討するとして、最低でも40,000マイルx2(往復)x4の32万マイル(!)と諸税が必要です。休みにかかる日程は、だいたい60,000マイル必要(4人で48万マイル!!)だったりします。

同じ航路で必要なJALマイルは同じエコノミークラスで、1人40,000マイルです。コレは往復です。燃油サーチャージが高くなって来ましたが、それでもマイル数で言えばハワイアン航空の方が単純に「倍」必要なことになります。。

また最も重要な点なのですが、JALですら空いていない東京ーホノルルの特典航空券がハワイアン航空のサイトからは予約できちゃう、という点なんです。

繁忙期でも必要な最大マイル数は変わらないので特典航空券が取りやすいというのは大きなメリットがあります。8月土曜日発ー7泊ー日曜日着という最も需要が高い日程のビジネスクラスだって取れちゃいます。ただまあ、JALの2倍のマイル数が必要となると・・・(;´∀`)。

しかし実はJALの特典航空券のルールが来年より変わります。

https://www.goutaro.com/entry/jalrulechange201807

そしてJALでも繁忙期だと、ハワイアン航空の特典航空券で必要なマイル数とJALのマイル数は同じぐらいになるか、近づけてくる可能性がありました。実際、繁忙期になるとJALの必要マイル数がかなり多くなるのでハワイアン航空特典航空券の方がお得になるケースすらあります。

【コレは宝探し】JAL国際線特典航空券PLUSは確かに特典予約は取れるが繁忙期は必要マイル数が厳しい結果に|マイルを貯める道に間違いはなし 本日、2018年12月4日の8:00よりついにJAL国際線特典航空券PLUSがスタートしました。今のところ珍しくサーバーダウンな...

以前に必要マイル数が多くても特典航空券が取れることが重要だと考えて、福岡ーホノルルのデルタ航空特典航空券を狙うべくデルタマイルを貯めていたけど、結局家族4人分のマイル数が莫大なため断念したワタシは学習する男です。

  • JALでも取れない繁忙期のハワイアン航空特典航空券は有用だが必要マイル数が多い
  • (今のところ)ハワイアン航空利用で、JALの上級ステータスのメリットがない(ラウンジが使えないなど)

以上を考慮すると、恐らくハワイアン航空マイルを貯めても使えないのではないかと予想します(使えるほど貯まらない)。やはりハワイに行くための航空会社は第一選択はJGC修行までしたJALで、どうしようもない時にハワイアン航空を(有償で)選択肢として利用するほうがベターかな、と考えます。

ただ、昨年のハワイアン航空利用でハワイアン航空のマイルが、家族1人8,020マイル、4人で24,080マイル貯まっているので、コレをムダにしないように計画を立てたいと思います。
具体的には、ハワイアン航空VISAカードを発行して、まずはマイルの無料移行後マイル失効を避けることから始めたいと思います

まとめ

ラグジュアリーブラックカードを発行できたので、所有しているだけでハワイアン航空のPualani Gold会員になりました。この機会にハワイアン航空のマイレージプログラム「ハワイアンマイルズ」を色々と調べてみました。

デルタ航空でも思いましたが、やはり特典航空券が取りやすいマイレージは必要マイル数もべらぼうに大きい、と言うことです。エコノミークラスでハワイに行くのに、家族4人で32万マイルも必要となると、それを貯めるだけのコストを考えるとあまりおトクなものではありません。

昨年、JALと提携する前のハワイアン航空を利用してハワイ島のコナ空港往復をしました。

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ハワイアン航空はエクストラコンフォート(JALのプレミアムエコノミー)席が比較的安く、時期によっては子ども2人を含めた家族4人で60万円前後程度で利用できます(同時期JALやANAだとプレミアムエコノミーの有償飛行は70万円を超えます)。

ハワイアン航空のマイレージプログラムをしっかり理解した上で、ハワイアン航空を有償飛行で利用するのもありと言えばありかもしれません。

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POSTED COMMENT

  1. porter より:

    こんばんわ。いよいよハワイが近づいてますねぇ。うらやましい限りです。
    我が家はハワイアンVISA発行していますよ。
    2年に1度は祖父祖母含めた家族6人でハワイへ行くので行って帰ってマイルが48000マイル貯まるので
    JALより使用する倍とは言えども捨てているマイルなので助かっています。
    やはりエクストラコンフォート良いです。本当に穴場と思って使用していますが
    コードシェアによってどういう扱いになるのか若干ハラハラしています。

    また、帰ってこられたらレビュー楽しみにしています(^_-)-☆

    • ゴウタロウ より:

      コメントありがとうございます(^o^)。

      やはりハワイアン航空のエクストラ・コンフォートのファンはいらっしゃるのですね。
      JALやANAと違って、席が広いだけ、ではあるのですが、
      その分お安めですし、十分快適ですから(*^^*)。

      ワタシもハワイアンVISAを発行して、捨てマイルが無いように気をつけたいと思います。

      • porter より:

        扱いはプレミアムエコノミー程度なのですが、祖父母がいましたので初ハワイの時に抑えたが最後
        エコノミーをとれなくなってしまいましたww
        旅行会社で発見せず、安い日を見つけて自分たちで予約すれば代理店に払う手数料を考えると
        エクストラコンフォートが抜群に便利ですね。

        コメントを書いていたらハワイに行きたくなってきてしまいました 笑

        • ゴウタロウ より:

          おっしゃる通り、エクストラ・コンフォート抜群だと思います(*^^*)。

          今度はANAのエコノミーなんです。エコノミーで頑張れるか、今から心配です笑。

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